新しい敵
トライドロンで走る指原の隣に黒い車がぴったりとついた。
「莉乃。隣の車はダークドライブの車だ。」
「去年は奈子が変身者だったけど・・・。」
「どうする?」
指原はトライドロンのブレーキを踏み、停止させた。
「莉乃?」
ベルトさんを腰に巻き、トライドロンから降りた。
同時に黒い車からも運転手が降りてきた。
「奈子!?」
「さしこちゃん。決勝で、選抜で会おう。今年は自分を信じて闘うから。」
「わかった。」
指原の言葉を聞き、奈子は再び黒い車に乗り込み、走り出した。
その頃、加藤美南は対戦相手、怪人を探していた。
去年のバトル選抜を見ていることしかできなかったNGTメンバーの彼女にとって闘いたくて仕方がなかった。
そこにトータスイマジン、ラビットイマジン、アントホッパーイマジンが現れた。
それを追うようにあのライダーがやってきた。
「俺、参上!」
「はなちゃん。敵が多すぎる気がするが。」
「テディ、気にしちゃだめ。」
「美南ちゃん。手伝ってくれるよね?」
「怪人退治か。燃えてきた。・・・変身。」
向井地美音が変身する電王(ソードフォーム)、松岡はなが変身するNEW電王、加藤美南が変身するエグゼイド(マイティブラザーズ)が揃った。
エグゼイドのレベルアップにより、頭数がちょうどになった。
「モモタロス、ウラタロスに変わって。」
「しょうがねぇな。・・・ロッドフォーム。」
「お前、僕に釣られてみる?」
「「フルチャージ」」
「決め技。」
三人は見事に快勝した。
「うわー。これが電王。こっちのNEW電王って私のエグゼイドとかと一緒で今回から・・・」
興奮したかとみなを止める術を誰か教えてほしいものである。