予選@
決着
指原の前に再び木崎ゆりあが現れた。

「ゆりあ。」

「サバイブカードは逃したが、貴方を倒す力を手に入れた。」

「それは楽しみだ。ベルトさん。」

「OK!スタートユアーエンジン!・・・ドライブ、タイプフォーミラー!」

「ユナイトベント」

「止まれ」

ジェノサイダー登場と同時にシグナルバイク止まれでその場にいた全員が動きを止められた。

拡散(かくさーん)

マッハは動きが止まっている間に鏡を破壊し、王陀の逃げ道を潰した。

「さっしー。木崎さんの相手は私に任せて。モンスターの方お願い。」

「(この声は?)・・・わかった。」

「シグナルバイクシフトカー、デッドヒート。」

「トレーラー砲で決めろ!」

「もちろん。」

「フォーミラー砲!」

「必殺!デッドヒート!」

決着が着いたのはほぼ同時だった。

「待って。・・・穴井千尋!」

指原の呼びかけに、マッハの足が止まった。

「お疲ーれ」

変身を解除したその人は指原の予想どおりの人物、穴井千尋だった。

「どうして、わかったと?」

「マッハはカメラマンだってベルトさんが教えてくれたから。週刊誌でカメラを持っていた貴女が一番近くて、声を聞いて確信した。」

穴井が今までやってきた行動の真意はいったい何なのだろうか?


■筆者メッセージ
というわけでマッハの正体はちひろん(穴井千尋)でした。
選考理由はさしこが言った理由そのものです。
ゆりあとちひろんの暗躍と決着まで書いたのでこの章は終わりです。
続きは次の章で。
Gonbe ( 2017/06/16(金) 13:58 )