06
「んおぅ、おぅ」
和希のモノを咥えた。ゆっくりと舐めたりして気持ちよく、というのを想定していたが、和希はいきなり私の頭を押さえると、腰を動かしてイラマチオをしてきた。
男優のように大きなものでもなければ立派とも言えないが、彼氏のモノだと思えば嫌ではなかった。
咥えながら舐める。フェラはこうやればいいのか。和希が舐める度に変な喘ぎ声をあげるのを聞くだけで、私も安心した。
「あ、あぁ・・・いい、未央奈」
私は一度離すと、和希のおちんちんによだれを垂らして、手で動かした。くちゅくちゅと滑りの良い音をさせながら、先端を舐める。
もう我慢の限界なのか、透明な液体がおちんちんから流れてきた。
「ダメ、あぁ、ダメ、未央奈、イキそう」
とどめを刺してやる。手の動きをここぞと言わんばかりに早めた。
「ねぇ、今どんな気分?」
「あ、あぁ、えっ、どんなって、わかんない・・・」
「なんかさ、おちんちんがビクビクしてきてるよ」
「ダメだって、もう、イキそうな、あぁぁっ」
ドロっとした白い液体が私の顔と手にかかった。これがAVでも見たザーメンというやつか。
私はニヤリと笑いながら、上目遣いで和希を見上げ、手のひらに溜まったザーメンを舐めてみせた。
「いっぱい出したね?」
「顔にもかけちゃった、ごめん」
「なんで謝るの?」
「目に入ったら危ないからさ」
「ちゃんと流せばいいでしょ」
シャワーで顔と手を流すと、セックスはいよいよ最後の大詰め。
おちんちんが私のおまんこに入ってくる。
脚を広げながら、和希は私のおまんこにロックオンしていた。
「ん、んん!あぁっ!」
「入った、未央奈・・・」
初めてはやはり痛い。だが入ってしまえば後は気持ちいい。
和希は私に覆い被さるような体勢で腰を振った。突かれる度に、AVや同人誌で表現されていた「パンパン」という音が本当に聴こえる。
「あ、あ、あっ、か、か、ず、きっ!」
「おおおぉぉ!」
和希は我を忘れて私を突きまくっていた。対する私も、このあたりから頭の中が真っ白になってきていた。
気がつけば和希に抱き起こされ、和希の上で突かれながら腰を振っていた。物凄い勢いで下から突かれる気分は無上の感覚だ。
「あぁぁぁダメぇぇ!」
一度おちんちんを抜くと、和希は私のおまんこを手マンで責めた。
気持ちいい状態で手マンで責められれば、いきなり潮吹きをしてしまう。
ぐちゅぐちゅと音を立てたその後、今度は立たされ、後ろからおちんちんを入れられた。
「あぁんあん、あん、ダメ、ダぁ、メっ!イクよぉ!!」
「何回、でも!イカせてやる!」
それから何回イカされたかわからない。バックで突かれ、片足を上げては突かれ、駅弁で突かれ、和希はそれでも収まらなかった。
私もこのあたりの記憶が無いのだが、和希はバカみたいに私を突きまくっていたと思う。
そういえばあのとき、避妊具とかそういう考えは何もなかったが、確かおちんちんが抜かれた記憶はない。
「はぁ、はぁ・・・もう、腰が・・・動かない」
「・・・み、未央奈・・・中に、出しちゃった・・・」
「途中、和希のおちんちんが、ビクビクって、中で震えてたのは覚えてる。だからもしかしたら、って思って・・・」
「コンドームとか、持ってくればよかった・・・」
「・・・いいよ、今更謝らなくても・・・そもそも、私が誘ったんだし」
それが、丁度1年程前の事だった。
あれ以来、和希とはしていない。
あの感覚は未だに忘れていない。だから不意にセックスしたいと思う事はあるが、それを学校では流石に言えない。
だが私の頭に残っているのは、和希が妙に手慣れていたこと。
まさかあの時の私とのセックスが初めてじゃないのでは?それが気になって仕方がなかった。
「ねぇ、未央奈?」
「あ、ゆりあ・・・」
「なんか悩んでる?」
「・・・実はね」
和希に関しての疑問をゆりあにぶつけてみた。ゆりあは少し考えたあとに話し出した。
「和希が不意にいなくなる日ってある?」
「・・・そういえば、週に一日は必ずそういう事があるかも」
「聞いた事はある?」
「一度だけ。でも進路に関して話したいからって、それで逃げられちゃった」
「・・・本当にそうかな?怪しいよね。で、そのいなくなる日って決まってるの?」
「木曜日。必ず木曜日の昼休みにいなくなる」
「じゃさ、和希の事こっそり追ってみな?あたしも付き合うから」
「・・・そうしよう。でも一人でいくよ。ありがとう、ゆりあ」
今日は水曜日。いなくなるのは明日の昼休み。私は和希の事を追いかける事にした。