03
「あぁん!ぎぃっ、きつ・・・!」
渉のピストンがあまりに激しく、ベッドの軋みと共に恵の胸も揺れる。
脚を掴まれて全く動けない恵はただ犯されるだけ。
「あぁ!はぁっ、ひぁっ!」
「ふぃぃ、こんなもんじゃございませんよぉ」
「ま、待って、あ、あ!や、そんな激し、あぁ!!」
「自分・・・何もかも失いました。ですが、残っているのはこれです。男の本能、これだけです・・・」
「ダメ、ま、イカされちゃうっ!!待って!あぁあっ!!・・・」
恵に膣内射精をした後も、渉は止まらずに体勢を変え、挿入し直した。
腕を掴まれ、膝をついて後ろから高速でピストンをする渉は猛獣の如く激しい。
「あぁっ、はぁあ!ふぐぅううっ、ふぅうぐうう!!」
記憶から消すと言ったのを、本気で実行しようとしているのだろうか。恵に休む暇も与えず、性の快楽だけをただひたすら与え続けた。
極限状態になっていった恵に2度目の膣内射精をすると、渉はまた体勢を変えて第3ラウンドへ。
ベッドの端に座った渉の上で、恵は何も考えず腰を振った。
「いっ、ひぃ、ひっ、だめぇ、頭がおかしく・・・」
「そうです、思考を止め、記憶から消してください・・・あの男の事、過ごした日々、そして最後に消すべきは・・・・・・この自分」
「ダメ、あぁ、もう、ひぎぃ!」
「自分は“白ウサギ”です。性の本能のまま生きる、か弱い生き物です。さ、全て、忘れましょう・・・」
「あぁんあん、はぁん・・・」
恵の意識が朦朧としたところで、渉はラストスパート。三発目の膣内射精のため、最速のピストンをした。
「だぁ、ぁ、めっ・・・・・・」
「うぐぅ・・・」
三回の膣内射精で快楽に果て、失神した恵から離れると、渉はさらっとシャワーを浴び、体を拭いてすぐに服を着ると部屋から出ていった。
「上西さん・・・今夜は楽しかったですよ、白ウサギは満足です」