第一章  闘いの始まりと出会い
02 第2話
「花音と龍也戸締まりしろよ」

「うん。お兄ちゃん気をつけてね」



学校登校日になり吹雪は準備をして家を出る。

家を出て駅まで歩く。家から駅まで大体15分程度の距離だ。

吹雪は音楽を聴きながら登校をする。

駅に着き昨日買った定期で改札を通ると自分と同じ制服を着た生徒が何人かいた。

電車に乗ると吹雪は向かいのドア付近に立った。

周りを見ると同じ制服を着た女子生徒が何か話していた。


『あんな子いた?』『別のクラスじゃない』

電車を降りてまた改札を抜け信号を渡り学校の前に着いた。


『今日からこの学校で生活するのか…さてまずは職員室に行くか』

そう心でつぶやき職員室に行くため校門から向かいの玄関に入り受付をする場所で職員室の場所を聞いた。

階段を上り職員室の前に着いた。

コンコン

吹雪はノックをして職員室に入った。

「失礼します。今日からこの学校に転入することになった霧生吹雪ですけど…」

「あっ霧生くんこっち来てくれる?」

若い女教師が吹雪を職員室の奥の部屋に案内をする。

「初めまして、今日からお世話になる霧生吹雪です。ヨロシクお願いします。」

「私が君の担任の前田敦子です。ヨロシクね、時間だから教室に行こっか」

「あっハイ」

「私のクラスは1年E組だからね」

「分かりました」

「そういえば霧生くんってアメリカにいたんだってね、生まれてからずっとアメリカにいたの?」

「いえ、アメリカに行ったのは小学5年生の時です」

「へえーじゃあ4年間いたんだ、じゃあ英語得意なの?」

「まあそれなりには出来ます」

「そっかーさ、着いたよ。私が呼んだら入って来てね」

「ハイ。分かりました」



「みんな席着いて〜」

『あ〜先生オハヨー今日も可愛いね』

「今日はこのクラスに新しいクラスメイトが…」

前田がクラスメイトと言った瞬間にクラスがザワついた。

「コラコラまだ全部言ってないよってまあもうみんな分かっただろうけど転入生がいます。入って来て」


ガラガラ

ドアを横に開くとみんなが吹雪に注目していた。


「今日からこのE組で一緒に過ごす、自己紹介して」

「ハイ。今日から転入することになった霧生吹雪です。ヨロシクお願いします」

そう挨拶をするとクラスの女子が少し騒ぎだした。

『カッコ良くない』『うわーイケメンじゃん』『彼女いるかなー』

「じゃあ霧生くんは一番後ろの窓側の席ね」

「分かりました」

吹雪は前田に返事をして席に着いた。


すると隣の子が話かけてきた。




■筆者メッセージ
この隣の女子を誰にするか迷っています。リクエスト募集中です。ヨロシクお願いします。
たくぽん ( 2013/12/30(月) 03:02 )