1章
裏切り(大輝side)
すべてを終えた大輝は
すぐにスマホを取り出し
メールを送った。

『弘菜もう大丈夫だから安心しろ』

ー今日の朝ー
「おい大輝、山下をここに呼べ」
尾崎さんに呼ばれてそう一言言われた
「今日こそ俺のものにしてやる」

「誰にもバレんじゃねぇぞ」

「わかりました」

「安心しろお前の妹には手は出さん」


ーさらに遡ること数日前ー
ガチャ
家の扉が開いた
「弘菜かー?」
返答がなかった
玄関まで見にいくと
顔面蒼白の弘菜が立っていた

「おい、どうしたんだよ」
「ちょっといい…?」

何か様子がおかしかった
いじめにでもあったのかと考えた

「さっきね、あのお兄ちゃんの先輩に話しかけられて、これを渡して欲しいって」
1枚の紙を手渡された
弘菜が怯える先輩は1人しかいない

大輝、
お前の妹かわいかったよな
次こそ楽しませてくれよ?
まぁお前が従わないんだったら
お前の妹の無事は保証しないけどな
『お前は俺の言いなりに動け』
尾崎修二

1年前、当時俺が中3の時
妹が中学に入学し、
顔の可愛さで有名になった

授業が終わると
いつも2人で帰っていたが
進路指導で遅れてしまい
教室で待たせてしまった。

その時、弘菜の教室に知らない顔の
高校生らしき集団が入っていった
俺はすぐに先生を呼び
教室に向かった。
見張り役の生徒がすぐに気づき
特に何もなかったが、
弘菜は顔をしっかり覚えてるようだ
「お兄ちゃん、弘菜怖い…」
「大丈夫。弘菜は俺が守る」

あの尾崎に出会ってしまったことが
俺の全てを狂わせた



■筆者メッセージ
最近忙しくて…。

HKTのシングル発売と
NMBのアルバム
STUのデビューも決まりましたね

なんか48グループが慌ただしいですね
ぺけぽん ( 2017/06/30(金) 08:01 )