その3
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実況「リーグ戦最終戦までもつれた一番は横浜と広島、巨人が絡む優勝争いになりました。広島が勝ちましたので、横浜は負けが許されない巨人との横浜スタジアムでの一戦です。解説は平松政次さんです」
平松「よろしくお願いします」
実況「しびれる一番のマウンドは横田由紀宏投手が先発です」
平松「彼の投球術を見習えって思うね?今の日本人投手は」

一方その頃

横田由「まりやがきとる」
永尾「ユウ〜」
広瀬「トトロ〜」
横田疾「誰がジブリや!」
横田智「まんじゅう(笑)」
横田疾「今度は食いもん」
横田由「楽天のアレみたい」
横田疾「誰がやねん」
横田達「鏡餅!」
横田疾「うっさいわ」

兄弟の掛け合いで笑いをまぶした後、守備位置に戻り弟の球を受ける

横田疾(まっすぐかな〜流れで)

長年の打者の打撃のデータ量が活きる。

球審「バッター、アウト」
横田疾(ふぅ〜)

キレ味が最近悪かったストレートがここ一番でキレ味を取り戻す。

A「4番、ファースト、阿部〜ファースト、阿部〜」

強打者の阿部との本日最初の打席

実況「巨人が勝てば直接対決の成績上広島の優勝です。したがいまして2位に下がります」
平松「落ち着いて投げることだね。球筋がキレてるから、打ちにくいと思うよ?」

粘られるも、外のフォークで空振り三振を誘う作戦がヒットする。

A「7番、ピッチャー、横田由紀宏〜ピッチャー、横田由紀宏〜」
実況「お兄さんで主砲の疾風捕手の57号本塁打で先制の2点を初回に奪いました。由紀宏投手の2回目の打席です。規定打席満たし、まさかの首位打者レースのトップ」
平松「怪力兄弟の力を思う存分発揮してる」

兄貴の2安打目の2塁打とロペスのヒットで1死1・3塁のチャンス

ラミレス「いつものフルスイングを見せろ!」
横田由「オッス!」

中盤の一番の見せ場で並ばれた本塁打争いの単独1位になれるかの勝負

小林(敬遠しようかな。)

外へ真っ直ぐを投げさせる。

実況「行った〜〜〜はるか横浜スタジアムの上空に綺麗な弧を描きました〜〜」
平松「ボールゾーンなのにね。リーチで吹き飛ばすんだからコワいな〜」

普通の人なら見逃すコースでも当ててしまった上に本塁打にしてしまう辺りは怪力一家のゆえんか。

横田由「俺の怪力無双(笑)」
ラミレス「当たるんだな〜」

スイッチの入った弟に敵はなくなり、9回完封を演じてみせる

実況「今回のヒーローは見事に5安打完封、4打席連続本塁打で日本記録の62号を達成し、三冠王となりました、横田由紀宏投手です」

モーゼの十戒並みに喝采

横田由「長かった〜」
実況「野手出場が多い今期でしたが」
横田由「厳しいシーズンです。だけど、起用に応えられて良かったです」
実況「大谷翔平投手との対戦も期待されますが」
横田由「まりやのお腹の子供の為にも頑張らないと」
永尾「ヤダ〜」

柔らかく大きなバストと大きなお腹が夫に寄せられる。コノ後も2人は記念に愛を確かめ合いました(笑)

ぶー ( 2016/10/31(月) 11:48 )