第4章〜白石麻衣〜
第1話
??「あっ…あっ!亮太、気持ちいいよ!あんっ!」

??「俺も気持ちいい…。あーやばい。あー。あー気持ち」

パンッパンッパンッパンッ…。

夜の体育館倉庫に響く声と卑猥な音。
上の服もスカートも着たままでパンツだけ下された女が、壁に手を突いてバックから全裸の男に犯されている。

行為を行なっているのはバスケ部キャプテンの長井亮太(3年)とバスケ部マネージャーの白石麻衣(3年)の超美男美女カップルだ。

狩野「おーおー、お盛んだねぇ…お二人さん!(笑」

高く積まれた跳び箱の後ろに隠れてその様子を見ていた俺は、2人の前に姿を見せる。

白石「キャッ!狩野くん…?」

亮太「翔…!なんで…もう皆帰ったはずじゃ…」

行為をやめ、かなり動揺した様子で俺を見る2人。

狩野「最近ヒドイよなぁ亮太。練習時間が終わったらすぐに皆を帰らせようとするんだから。自主練もさせてくんねーし…。なんか理由があんのかなぁと思ったら、こういう事だったんだな。部活で一汗かいて、皆が帰った後に可愛い彼女とここでヤってもう一汗ってか?キャプテンさん(笑」

亮太「別にそういうわけじゃなくて…これはその…」

狩野「言い訳する前に、服着なくて大丈夫?」

全裸でまだ少し勃った状態のまま慌てる亮太を見ながらニヤリと言う。

亮太「あっ!」

言われてハッとしたのか、急いで下着をはき出す亮太。白石はいつのまにかパンツを履いていた。

狩野「なぁ白石…男のチンコは好きか?」

白石「え…な、なにいきなり」

亮太「何言ってんだよ翔!」

狩野「うっせーお前は黙ってろ!俺は白石に聞いてんだよ!」

亮太「お前どうしたんだよ?」

俺はひとつため息をついてから、白石と亮太の方にスマホを向け、2人の行為を撮影した動画を再生する。

徐々に顔が青ざめていく2人。

亮太「お前これ…撮ってたのか…」
白石「そんな…」

狩野「ま、そーいうことだ。あんなネタをただ見てるだけで済むわけないだろ(笑」

亮太「…頼む。消してくれ!」
白石「私からも…お願い狩野くん」

頭を下げてくる亮太と白石。

狩野「いやだね」

俺が速攻で拒否すると、2人は下げていた頭を上げる。

亮太「…なら10万でどうだ?バイトで貯めた金を全部出す!」

狩野「10万?ははっ、お前バカ?10万なんか、学校中に居る白石ファンの野郎どもに今の動画売って回ったら一瞬で入るわ。あ、ネットで売るのも良いなぁ。でもそしたら白石が制服着てるから、特定されたりして…(笑」

白石「そんなの嫌!」

声をあげる白石。

亮太「おい翔、冗談はよせよ」

狩野「冗談…?冗談なわけねーだろ。わかってるかお前ら、俺はやろうと思えばこの動画を今すぐ世界にばら撒く事が出来るんだぞ?」

下を向いて固まる2人。

亮太「…10万じゃ消してくれないのはわかった。じゃあどうすれば、消してくれるんだよ…」

亮太が俺に目を向ける。

狩野「その前に、さっきお前に邪魔された質問をもう1回白石にさせてくれ。今度は邪魔すんなよ。おい白石!男のチンコは好きか?」

亮太は今度は無言で俺から白石の方に目を移す。
白石は1度視線を外すと、ゆっくりと口を開く。

白石「好きか嫌いでいうと…好き…かな」

狩野「曖昧な言い方すんじゃねーよ。視線も外すな!何が好きなのか、俺の目を見てはっきり言え!動画、ネットにあげてもいいのか?」

俺の言葉に目を見開く白石。少しの沈黙のあと、俺の目を見ながら躊躇うようにゆっくりと口を開く。

白石「…男の人のオチンチン、好きです」

言い終えて恥ずかしそうな白石と、横でなんとも言えない表情の亮太。

狩野「そうか…白石は男のチンコが好きなんだな」

俺はあえてそう呟くと、亮太の方に目をやって告げる。

狩野「動画を消す条件だけど…俺に白石とヤラせろ。それだけだ。白石は男のチンコ大好きらしいから、全く苦じゃないだろうし、ラッキーな提案だろ?(笑」

■筆者メッセージ
はい。ということで、第4章も宜しくお願いしますm(__)m
しょーご ( 2018/01/23(火) 22:11 )