もし主人公が坂道大学の同級生だったらT
F逃走中T
???「ねえ、こういうのって遠くに行ったほうがいいんじゃないの?」
???「いやいや、ハンターは最初スタート地点から遠ざかるから
    大丈夫だって、任せなさい!」

スタート地点付近からわずか数十メートル付近で話す2人。
背丈の高い草木に覆われているため、
背のが小さければすっぽり隠れるようだ。

???「ほら、やっぱり若月とみなみちゃん早速どっか行っちゃったじゃん」
???「まあ、言われてみれば確かにここに隠れてるとは思わないもんね」


そんな2人に後ろからそーっと近づく影が・・・
*タッチ



佑「はい、捕まえた。近くに隠れてる人いるかな〜?って思ってたら
  やっぱりいたという(笑)」
絵梨花「うそでしょー!?」
里奈「裏をかいたと思ったのになー、待ち時間長い奴じゃんこれー」
佑「そりゃあね、これだけ隠れやすそうな場所があれば、
  誰かいないかな?って思うよ」


*ブーッブーッ
玲香「ん?早速LINEが。なになに?「開始2分 生田絵梨花、生駒里奈確保」
   残り11人」
飛鳥「早すぎー。どうせ裏かこうとスタート地点近くに隠れてて捕まっちゃった
   パターンじゃない?」
齋藤さん、まったくその通りです。
桜井と齋藤(飛)が逃げてきているのは公園の入り口付近。

道が何本にも分かれていて、なおかつ死角が少ないため
先に見つければ確実に逃げられると見たようだ。


理佐「はあはあはあ・・・もうカメラ邪魔。
   でもなあ、切るのもったいない」
愛佳「理佐足早いからちょうどいいハンデでしょ?」
理佐「こういうのってさ、隠れたほうがいいのかな?走り回ったほうがいい?」
愛佳「隠れたら体力的に楽だけど、見つかったら逃げ切るのが難しいよね」
理佐「やばっ!1人向かってきてる」

志田と渡邊が遠くに見つけたのは電話をしながら
探索に来ている星野みなみ。
まだ2人を視界にはとらえていないようだ
みなみ「土田くんはやくない?こっち誰もいないんだけど。
    案外隠れてるってこと?」


理佐「逃げるよ!」
愛佳「あ、うん」
隙を見て一直線に逃げ出す渡邊と志田。


理佐「みなみちゃん、高校で陸上の短距離やってたから早いんだって」
愛佳「見つかったら一発アウトだね・・・危なかったー」


みなみ「発見!覚悟しろー(笑)」
裕太「うわっ、よりによってお前かよ!」
*ドドドドドドドドドドドドド
本来男女差があるにも関わらず、猛スピードで大村に迫る星野。
裕太「(こいつやっぱりはやい!!)おりゃあっ!」
みなみ「えっ?キャッ。むうーやられた」
短距離の一直線勝負で勝てないとみた大村はとにかく角を曲がり、
星野がトップスピードから落ちるタイミングを見計らい、瞬間的に加速。
なんとか逃げ切った。

裕太「今のでもう結構削られたぞ、ここで別のオニになんて見つかったら。
   ・・・冗談じゃねえぞー!!!」
佑美「見つけたっ!成敗いたす!」
星野から逃げ切り、建物の陰で息を整えているところに迫ってきたのは若月。
実は星野が裕太を追いかけ始める前に
すでに若月には連絡済みだったのだ。

裕太「勘弁してええええええ」
佑美「あら、今ならいつもより遅いね(にっこり)」


莉菜「なんか遠くで悲鳴が聞こえたような気がするなー。
未央奈「あたしたちは見つかったらおしまいだからねー、気を付かなきゃ」
上村と堀は隠れる作戦にでたようだが、
生駒と生田と違うのは段ボールをすっぽり被っているということ。
莉菜「大胆なのはいいけどさー、段ボールが動いてるの見られたら
   即アウトじゃない?」
未央奈「まあ、どの作戦を選ぼうがリスクはあるんですよ」

運動神経に自信のない2人は見晴らしのいい中央広場で
近くで拾った段ボールを全身に被りじっとしている。
時折もぞもぞ動く様子はいかにも「メタル〇〇ソリッド」
しかし欠点があるこの作戦。
莉菜「暑いよー、日陰行こうよー」
未央奈「しばらくしたら動こう?ね?あっ、裕太捕まったって」
暑いなか段ボールをかぶってじっとするのは、体力が奪われる。


裕太「2回連続は無理だって・・・ぜえぜえ」
佑美「やったあ、ナイスみなみ!」
開始15分で大村裕太確保。残り10人。

クッキー ( 2017/09/11(月) 00:22 )