花言葉〜恋していいですか?〜







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May
07 地図(男子side)
駅から歩いてしばらく目的地であるショッピングモールにたどり着いた。やはり、ゴールデンウィークなのか家族連れが多い。はしゃぎながら子供が親の手を引き入り口へと入っていく。

「やっぱ、人多いよな。」

「仕方ないよ、ゴールデンウィークなんだから。」

桜井もさすがにこの人混みがきついのかぽつりと呟いた。僕は蘭世が人混みが苦手なのを知っているからか様子を見たのだが案の定きょろきょろと不安げにあたりを見回しており心配になった。同様に齋藤さんも同じような様子であたりを見回しており気が気でなくなってきていた。

「蘭ちゃん。最初どのお店から行こうか?」

「ここがいいですね。飛鳥ちゃんに合いそうな雰囲気のお店ですし。」

地図を見ながらやりとりをしている蘭世と橋本を近くの柱で寄りかかりながら待っていると齋藤さんがキョロキョロと気まずさを見せながら僕の横にゆっくりついた。

「あの、生田先輩…。」

なにやら何かを話したい様子なのだが中々話が切り出せないことに雅晴はどうしたのか疑問に思った。すると急に反対側の方から服を引っ張られふと振り返ってみるとみなみが笑顔でたっていた。その手にはいくつかの飲み物が抱えられていた

「どうしたの、みなみさん。」

「雅晴さん、喉乾いてませんか?みなみ、飲み物みんなの分持ってきたのであげますよ。」

「ああ、ありがとう。僕はあまりでいいからみんなに先に配っておいで。」

はーいと軽い返事をして星野は桜井の方向へと配りに行った。そう言えばと先程飛鳥が話しかけてくれたことを思い出し戻ってみると飛鳥はバツが悪そうな顔をしていた。

「齋藤さん、さっきなにを話そうとしてたの?」

「いえ、やっぱりなにもないです。すいません」

齋藤さんは苦笑いしながら蘭世のもとへと逃げるように去っていく。僕は結局なにが言いたかったのだろうと疑問に思った。



■筆者メッセージ
おはようございます。
毎回の拍手メッセージありがとうございます。
今日、アルバムのフラゲ日ですね。僕も楽しみです。Threefold choice非常にたのしみです。
よくよく歌詞を見てみると僕が思い描いているような展開になりそうでびっくりしてます。

また、プロフィールの方に次回更新日を書いておくのでご参照ください。

感想や意見、リクエストおまちしてます。
桜鳥 ( 2016/05/24(火) 08:05 )