花言葉〜恋していいですか?〜







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June
10 2分前 Part2 (男子side)
「ほら、閉店時間よ。さっさと帰る。それともここで一晩でも過ごす?」

「それは勘弁です。この後、夕ご飯の買い物があるんで。」

急いで袋を丁寧にリュックに詰め扉を開ける。雨の音が先ほどよりも弱くなったみたいでまばらな音で振り続けている。本を手に入れることはできたが雅晴はその後のことを考えてなかった。彼女にどうやって渡すべきか、全てはあそこで計算がくるってしまった。見られてしまったことが大きな誤算となっている。

「なんか調子狂うんだよなぁ。」

確かに最近自分の様子がおかしいことに気付く、蘭世達と話をしていてもたまに齋藤さんの様子を見てしまうし、気づくと目で追っている自分がいる。蘭世に何回怒られたことやら。今日だってそうだ、変に意識してしまってうまく会話ができていない。

一人で悶々と考えていく。あれからのこと橋本の言葉がずっと耳にこびりついている。

『後悔しない人ただそれだけ。』

あの後、橋本と桜井には星野さんとのことを伝えたが彼らは喜ぶでも悲しむでもなくただ口を揃えて頑張れとだけ声をかけてくれた。ただ、自分の中ではずっと霧がかかったままどこへ向かっているのか全く分からない。その言葉の正解は果たして見つかるのかと。

降りしきる雨の中、スーパーに足を向けようとする。ふと、目の前に相合傘をしている仲のいいカップルが見える。この人たちはいかにそしてどのようにして付き合ったのだろうか。そして、相手のどのようなところに惚れたのだろうか。どうしても気になって仕方がなくなる。

うらやましいわけではない。眼鏡についた雨粒をぬぐってかけ直す。再び目の前を見ると一瞬女性のほうが齋藤さんに見えて足を止める。

違うか。ただの見間違いだった。

いったい自分は何を動揺しているのだろうか。別に齋藤さんが誰といようたって自分には関係ないことだ。関係ない。そう言い聞かせる。


■筆者メッセージ
おはようございます。
1週間も更新できずすいません。これには理由があって、実家に帰省してたのですがその実家にパソコンの電源ケーブルを忘れてしまいました。これはしくりました。現在、緊急手配中なのでもう少しおまちください。すいめせん。

返信メッセージ
hiroさん

はじめましてですね。
飛鳥さん推しなのですね。では、この作品はお得のようですね。これからも楽しんでくれるようがんばります。


ちなみに今日は握手会のようてすね。僕もいきます。やっぱり実物を見とかないと話が組み立てられないので。笑
桜鳥 ( 2016/09/25(日) 05:54 )