01
この学校の大きさに拓也はため息をついた。
「学校がデカすぎて職員室がわかんねー。」
拓也は学校内で迷子になっていた。
しかも、運悪く校内に誰1人生徒がいなかった。
「ま、生徒が誰1人いないって当たり前だよな。」
拓也が学校に着いた時間は10時。
普通に考えると生徒はみな授業を受けているのだ。
「誰かいねえかな?」
すると、運良くある1人の女の子が校内を歩きながら何かをつぶやいていた。
「どーしよう??また遅刻しちゃったよ。。麻里子先生の雷がまた落ちちゃうよ。。」
拓也は職員室を聞けるチャンスだと思い、女の子に話しかけた。
「おーい。そのかわい子ちゃーん。職員室の場所教えてくんねーかな??」
「か、かわい子ちゃん???」
「そーだよ。君だよ!とりあえずさ職員室どこにあるか教えてくれない?」
「私も職員室に行こうとしてたから一緒にいきますか?」
「ラッキー!俺さ学校の場所はわかったんだけど職員室の場所がわかんなくて……。笑」
「そうだったんですか!私でよかったら一緒に行きましょ!」
「ありがとう!!」
この瞬間拓也には神様が舞い降りたと思った。