文句があるなら俺の前に来い
2話
01
この学校の大きさに拓也はため息をついた。

「学校がデカすぎて職員室がわかんねー。」

拓也は学校内で迷子になっていた。

しかも、運悪く校内に誰1人生徒がいなかった。

「ま、生徒が誰1人いないって当たり前だよな。」

拓也が学校に着いた時間は10時。

普通に考えると生徒はみな授業を受けているのだ。

「誰かいねえかな?」

すると、運良くある1人の女の子が校内を歩きながら何かをつぶやいていた。

「どーしよう??また遅刻しちゃったよ。。麻里子先生の雷がまた落ちちゃうよ。。」

拓也は職員室を聞けるチャンスだと思い、女の子に話しかけた。

「おーい。そのかわい子ちゃーん。職員室の場所教えてくんねーかな??」

「か、かわい子ちゃん???」

「そーだよ。君だよ!とりあえずさ職員室どこにあるか教えてくれない?」

「私も職員室に行こうとしてたから一緒にいきますか?」

「ラッキー!俺さ学校の場所はわかったんだけど職員室の場所がわかんなくて……。笑」

「そうだったんですか!私でよかったら一緒に行きましょ!」

「ありがとう!!」

この瞬間拓也には神様が舞い降りたと思った。



アヌピス ( 2013/10/14(月) 12:58 )