帰国
二人は日本に、大阪の共同生活を送っている部屋に帰ってきた。
正輝は、彩をその腕の中に閉じ込めた。
「え?おい。正輝?」
「彩。好きや。」
「何を言い出すねん。」
(美優紀のやつが変なこと吹き込んだり、変なもんでも食ったんやろか?正輝が私を好き?両思いなんて認めたくないけど・・・)
「彩は?僕のこと、好き?好きじゃなきゃこの部屋に置いておかないもんね?」
「私は・・・正輝のこと、好き、やない。・・・愛してんねん。惚れこんどんねん。離したくないねん。」
「彩。その、久しぶりにせえへん?踊っている彩見ていたら、身体が熱くなって。」
「あほ。まずはシャワー浴びてからやで。」
二人は完全に烏の行水、身体だけ洗って、ベッドに直行した。
その間も全裸なのだが、彩は完全に正輝を誘うように歩いた。
「正輝。キスしてほしい。」
正輝の顔と彩の顔が近づき、唇が触れ合う。
「これで良い?」
「あかん。もっと。」
「彩。」
正輝はゆっくりと彩をベッドに寝かしつける。
その唇は触れ合ったままだ。
「彩、入れていい?」
「いちいち聞くな。」
正輝は彩が愛おしくなり、彩と一つになったとき、太陽が沈み、月が顔を出した。
それにより正輝が変化した。
(今日、満月の日か。ええで、正輝。何度でも受け止めたる。)
「彩、彩。」
「正輝。」
枕を握る彩の手に正輝の手が重なる。
正輝に愛するという感情が芽生えたことで発情状態もレベルアップしたようで、この日は何度も膣内射精と絶頂を二人は迎えた。
朝、ベッドが大惨事状態になるまで二人は愛しあった。
二人が恋仲になったことで物語は更に進む。