浴室で
行為の後、咲良がベッドメイキングをしておくと言い出し、光圀は促されるがまま、シャワーへ向かった。
光圀は浴室に入るや否やため息を吐いた。
二十歳前の女の子を寒空に野放しにするのをやめる為とはいえ、男である自分と同じ屋根の下に住まわせて良いのだろうか?という疑問が光圀の頭を巡っていた。
『ガチャッ』
「一緒に入って良い?」
そう言った咲良は、既に裸だった。
「どうせ入るつもりだったんだろう。」
光圀の返事も待たずに咲良は浴室に入ってきた。
「まだ残っているんだ。良かった。」
咲良が言うのは、共同生活時代に女性用にシャンプーやコンディショナーが残っていたことだった。
「大塚さんは彼女出来たんですか?」
「今はみんなの為に仕事を頑張りたいってところかな?」
「じゃあ、私が彼女になっても良いですか?」
「咲良は恋愛禁止の身だろう。」
「さっしーのことはどう思っているんですか?」
「指原さんか。口うるさい上司かな?」
(まだ恋愛に発展していないなら私にチャンスはある。)
「髪の毛と身体洗いますね。」
咲良は、シャワーヘッドを取りつつ、光圀に自身の乳房を押し付けた。
「熱くないですか?」
「あぁ。良い温度だ。」
「行きますよ。」
お湯をかけ、髪の毛を濡らした光圀は改めて見るとカッコいい。
手際よく髪の毛を洗い、再びシャワーをかける。
そして、本命の光圀の身体に移る。
「否。咲良、お湯たまったから浴槽に入ったらどうだ?」
「身体も洗うの。」
健康タオルを手にし、光圀の身体を洗う。
胸板は普通に洗ったが、他の部位はAVやソープランドでしか見ない洗い方で身体を洗われて、光圀は困惑した。
「立ってください。」
「ひょっとして、股間回りを洗うつもりか?」
「当たり前でしょ。ダーリンの身体全部洗うの。」
咲良の変な熱意に押され、光圀は腰を上げた。
お尻に咲良の手が滑りこんで、光圀は変な気分になった。
「さぁて、最後は・・・。」
後ろから咲良の手が伸びる。
しかも、両手を伸ばし、左手で玉袋を右手で竿を捉えられた。
「ダーリンの大きくなっている。」
「咲良が胸押し付けたり、エロい洗い方するから」
「ダーリン。今度は咲良の手で気持ち良くなって」
口ではそう言って、光圀のお尻に舌を伸ばす咲良。
もちろん、両手での刺激も忘れない。
「咲良。よせっ。くっ」
光圀は咲良の手によって射精に導かれた。
「一杯出たね。」
「さっさと風呂入って、昔のままにしてあるから二階で寝ろ。」
光圀は、シャワーで身体を流し、浴室を後にした。