朝長美桜編
告白の時間
光圀は大量の目覚まし時計で起き、美桜は寝起きが悪かった。

それでもお互いの温度が心地良い二人は、兄妹のようでカップルのように見えた。

光圀の提案で、リハビリを兼ねて美桜に料理を作らせた。

初日はベッタリだったが、それでは良くなるものもならないと距離をおくようにした。

そんなある日のこと、光圀の唐突な発言から始まった。

「美桜、メロンパン食べに行くか?」

「どうしてですか?」

「家にいるか、劇場に行くかだろ?気が滅入るぞ。俺も外の空気に触れたいしな。」

「じゃあ、行ってほしいところがあるんですけど。」

「あぁ、今なら世界の果てでも行けそうだ。」

二人は美桜の行きつけのパン屋さんにやってきた。

「ほい。到着。頑張れ、美桜。」

一歩一歩確実に歩いていく美桜。

それを見守る光圀。

「あっそうそう。美桜。メロンパンだけで良いのか?」

「はい。」

「よーし。すいません。イートイン空いてますか?」

「はい。こちらにどうぞ。」

元々顔見知りのお姉さんもいる美桜が松葉杖姿で歩いていれば、否というほど空いている席に通される。

光圀は、トレイとトングを手にメロンパンと自分の食べる用のアンパン、ツナパンを選ぶとレジに向かった。

「ココアとオレンジジュースを。」

「はい。○,○○○円になります。・・・ごゆっくりどうぞ。」

「お待たせ。」

「ありがとうございます。」

「美桜。こんなときにいうのもなんなんだけどさ。」

「え?」

「俺と付き合ってほしい。悪いようにはしない。」

「美桜で良いの?」

「あぁ。」

「よろしくお願いします。」

「あ、でも。これ以上活動に支障を出すなよ。」

「いただきます。」

二人は恋仲になった。

美桜が卒業後、光圀が結婚を申し込むのは彼らだけの話。



■筆者メッセージ
ネタの方が切れまして、九つの命をカットしました。
光圀 ( 2017/02/05(日) 12:55 )