命のともし火
光圀がメンバー、スタッフにとってなくてはならない存在になった頃、光圀が過労で倒れた。
知らせを受けた碧唯は病室に着いて、ベッドに横たわる光圀を見て、ボロボロと泣いた。
〇
夢の中の光圀は教師で屋上で一人の人物を待っていた。
屋上にやってきた人物はスカートが風で捲れるのを恐れながら、光圀の元にやってきた。
「遅いぞ。碧唯」
「ごめんなさい。階段を昇っているときに誰か来ないか心配で」
やってきた人物、碧唯は生徒で光圀の奴隷兼恋人である。
「碧唯、スカートの中身を俺に見せろ。」
「嫌です。」
「鍵は閉めてきた筈だろ?ここの鍵は俺が持っている。あの校長と教頭は頭の中身も外身もない。」
「それでも嫌です。」
「命令に従っていないのか?」
碧唯は渋々スカートを捲ったが、その下は何も身につけていないノーパンだった。
「よくできました。後はテストを合格して、卒業するだけだな。」
喋りながら碧唯の下半身に手を伸ばす光圀。
「体育の授業があったら、俺以外に食われているところだったな。準備万端だな。壁に手をつくんだ。」
「ご主人様、まさか?」
「あぁ、放課後に屋上で淫乱な生徒の碧唯は、教師である俺にやられるんだ。」
「あぁ、ご主人様だめ。」
「俺の指を噛んで声を抑えろ。」
「んー。」
「碧唯。必ず卒業しろよ。俺もこの生活が辛いんだ。」
射精および絶頂を迎えた二人は抱き合いながら、まったりしていた。
「そうだ。碧唯。やっぱり留年しろ。」
「え?」
「そしたら、碧唯の制服姿がもう一年は見られる。」
「絶対卒業するから、今から勉強手伝ってください。」
「勉強途中で寝たら、イタズラしてやる。」
この先は彼等だけの物語。
〇
光圀が目を覚ましたとき、碧唯のドアップと対面した。
「あ、碧唯。お前、何しているんだ!?」
「シンデレラは目を覚まさなかったときにキスで起きたから」
「キスで起きたのは白雪姫だ。」
「結果オーライです。」
「そうだな。」
碧唯の笑顔が光圀の今の動力源なのだ。