穴井千尋編
未来へ
光圀は無事、退院した。

他のメンバーは光圀の退院を喜んでくれたが、千尋は光圀を避けるようになった。

「大塚君、快気祝いも兼ねて飲みに行くぞ。」

「は、はい。」

尾崎支配人と光圀は飲みに行くことになった。

「落ち着いて、聞いてくれ。穴井が卒業するんだ。」

「えっ?本人から何も聞いてないんですけど・・・。」

「やっぱりか。大塚君には、ギリギリまで黙っておくつもりだったみたいだな。指原から聞いたよ。君が穴井のこと好きになったって。穴井は海外留学をするつもりらしい。海外に行かれる前に気持ちを伝えるんだ。」

「ぼ、僕は別に穴井のことなんてなんとも思ってないですよ。嫌だな。尾崎さん。」

お冷をバチャバチャさせながら、言っても説得力はない。

「まあ、今日は快気祝いだ。さぁ、飲もう。」

「はい。」

光圀の出す答えは?



「穴井。」

光圀は、千尋を壁ドンした。

「大塚さん、私急がないといけないんですけど。」

「俺の気持ちを伝えるまでは死んでも逃がさねえ。」

「だったら、早くお願いします。」

「俺は、大塚光圀は、穴井千尋が好きです。否、大好きだ。」

「大塚さん、本気で言ってますか?」

「当たり前だ。誰に聞かれたって構わない。返事を聞かせてくれ。」

「遅すぎですよ。時計の針はなんとか力づくで戻せても、時間は戻りません。後、三年待っていてくれませんか?」

「わかった。三年でも、十年でも待っている。ただし、生きて帰ってきてほしい。」

「じゃあ、祈っていてくださいね。」

「あぁ。」

壁についた手を光圀が放すと、千尋はスイッチを切り替えた。

「もぅ、遅れるところじゃないですか。」

「悪い。気持ちを伝えないと、先に進めないんだ。」

二人のやり取りを見ていた人々は思った。

大塚さん、穴井ちゃん、お幸せに。

■筆者メッセージ
時期的にLOVE TRIPの頃だったので、ちょっと強引に告白させました。
1/149(恋愛シュミレーション)の松井玲奈の神告白みたいに付いていくのもありかと思いましたが、お互いの場所で頑張るに留めます。
以上でちひろん編を終了します。
次はあおいたん編にします。(はるっぴはトリです。)
光圀 ( 2017/01/28(土) 07:14 )