玄関での出来事
光圀は、赤信号にひっかかり若干イラついていた。
お互いのことを考え、光圀の家で勉強会をすることになったが、あまり遅れても申し訳ない為、家路を急いでいるのだ。
ドアを開け、玄関先には千尋がきた証、女物の靴があった。
玄関のロックをすると、足音が聞こえてきた。
「おかえりなさい、大塚さん。」
「ただいま・・・。千尋、穴井。お前なんて格好して・・・。」
「私、本当に料理できないから、先に謝っておきたくて、失礼します。」
千尋がしていた格好は裸にエプロン。
明らかに下は何も着けていない状態に白いエプロンをつけた姿だった。
そして、床に座り、光圀のベルトを外し、ファスナーを下ろし、ズボンをトランクスごと下ろした。
「初めてなんで、教えてください。」
そう言いながらも自身の口内に光圀のペニスを放り込んだ。
「穴井、やめろ。」
「んんんん。(やめない)」
「汚いから。やめるんだ。」
「それでも、大塚さんのおちんちん、こんなに大きくなっている。」
光圀は、止めさせるべきなのに、快楽をとってしまった。
「くっ、出る。」
「ゴクン」
「まさか、飲んだな。」
「精子って苦いんですね。」
そそくさと光圀は、ズボンとパンツを上げた。
「どうして、こんなことを?」
「はるっぴもさくらもあおいも大塚さんが娘と呼んだみんなが大塚さんを狙っているんです。二人きりのこのチャンスを逃したくなかったんです。」
「俺は、」
「だめですよ。答えちゃ。もし、両思いになったら、スキャンダルになる。さっしーも悲しむ。今はこのままが良いんです。」
「とりあえず、服を着ておけ。シャワー浴びてくるから。」
光圀の耳はすでに赤くなっていた。
(私のこと、一瞬でも千尋って呼んだの忘れてないですから)
色仕掛け作戦は成功に終わった。
しかし、これはまだ始まりにすぎない。