スタートライン
二日目
今日もメンバーはオフだ。

光圀は、前日の片付けもやりつつ、全員の朝食を作った。

昨日は濃厚な一日だった。

大晦日に催眠術にかけたアイドルが自宅に本当にやってきて、一人を除き、初めてを自分が奪ったのだ。

光圀の服を軽く引っ張ってくる人物がいた。

そこにいたのは咲良だった。

「パパ、私の初めてはいつ奪ってくれるの?」

「心配しなくても今日奪ってあげるよ。」

全員が揃うと、朝食を食べた。

「さて、みんなで腹ごなしに咲良とエッチするぞ。」

昨日、咲良以外とエッチしたのはそういうことだ。

咲良の欲求を高め、それを複数の人間で攻め立てる。

咲良は布団に寝かしつけられた。

両手はバンザイさせられ、手枷をつけられ、目には目隠し、口にもボールを入れ、叫ぶことも抵抗することもできない状態にされた。

服は丁寧に脱がされたが、見えないため、恐怖半分、興奮半分の状態の咲良に冷たいものが降り注ぐ。

股間部分はローション、胸には生クリームがかけられた。

胸の生クリームは芽瑠と美桜が舐め回し、刺激する。

碧唯と遥が足に乗り、オナニーをしている。

千尋と莉乃によって耳に熱い吐息が当たっている。

そこを光圀がセックスをして、苛める。

「んー」

様々な角度から攻められ、咲良は何度も絶頂を迎え、光圀の射精により、この催しは終わりを告げた。

その日の夜。福岡は寒くなっていた。

リビングでほぼ全員、くつろいでいた。

光圀の家はエアコンで暖房をつけ、メンバーがスマートフォンの充電をし、テレビをみていた。

そして、浴室で莉乃がドライヤーを使った瞬間、家中の電気が消えた。

「母さん、母さん。」

光圀は思わず、母の名を呼んでしまった。

光圀の目に六つの光が飛び込んできた。

メンバーがスマートフォンで自分の周りを明るくしたのだ。

(そうだ。母さんはもう。)

光圀はブレイカーの下に行き、電気を復旧させた。

「莉乃、大丈夫か?」

「うん。びっくりした。」

光圀は、このときメンバーの為に動くことを決意した。

■筆者メッセージ
我が家(四人家族)でも全員集合のときにそれぞれが電化製品を使って停電ってことがあるので、光圀の改心エピソードにさせていただきました。
とはいえ、自身の性欲を満たすことは忘れずにするんですけどね。
光圀 ( 2016/12/28(水) 16:25 )