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ギャンブル
自宅に戻った光圀は、昼休みからの疑問、HKTの存在を調べてみた。

HKTとは、福岡市を拠点に活動する秋元康が総合プロデューサーを務める通称48グループの末っ子にあたるアイドルグループである。

AKB48の総選挙で1位になった指原莉乃を中心に知名度急上昇中である。

全員の顔を片っ端から調べ、鍵の落とし主が判明した。

若田部遥。俗に言う二世タレント。

調べることはそれくらいにしようとした光圀の目に飛び込んできたのは、紅白出場の文字だった。

光圀は、賭けにでることにした。

HKTを紅白の舞台裏で催眠術にかけること。

そして、自宅に招き、自身の人形(奴隷)にすること。

暇潰しであり、自分をほんの少しだけ変えるきっかけになれば良いと軽い気持ちで東京行きを決意した。

光圀は、かつて読み漁った本の中にあった催眠術を中州のコンパニオンやハウスクリーンニングのお姉さんなどにかけ、性行為に走ったことがある為、その要領でやれば良いのだ。

迎えた12月31日、光圀はホールの清掃員として紛れ込んだ。

ラッキーナンバーとして、七つのクロロホルムを用意し、トイレの側でメンバーを待つのみ。

方法は、クロロホルムで本当の睡眠状態にした相手の頭のツボを押さえて望みをいうというもの。

解除方法は起床状態で再びツボを押すか、持続時間を過ぎること。

光圀が読んだその本は古く、一○間のみ有効と書かれていて、期間が判らなかった。

メンバーに催眠を施し、七人全員にオフになったら、自宅に来るように指示をした。

光圀は、警察に捕まっても良い覚悟で福岡に戻っていった。



■筆者メッセージ
メンバーは博多家のころと同じです。
次は初夜の話になります。
光圀 ( 2016/12/28(水) 11:58 )