スタートライン
咲良との逸話
大塚の家にいるのは誘拐犯である光圀と誘拐したHKTのメンバー。

そのメンバーにも様々なタイプが存在する。

今回の主役、宮脇咲良は役者志望であった。

チームKIVのメンバーだけが在宅中の出来事だった。

「パパ、お願いがあるんだけど。」

「どうした?」

「台詞合わせ手伝ってほしいんだけど?」

「四役あるのか?」

「修羅場のシーンの練習で男の人の声がいるから」

「わかったよ。」

「これが台本。」

「おう。素人でも棒読みする気はないぞ。」

「じゃあ、碧唯。監督お願い。」

(碧唯は監督なのね。こいつら全員既に催眠術解けたはずなのに、なんで家に留まっているんだろう?)

「3、2、1。スタート」

「コウジ。この女は誰なのよ。」

「知り合いのミオだよ。」

「私にキスマーク付けたのに、浮気するなんて許さないんだから。」

「私のホクロの数まで知っているくせに」

「知らねえよ。」

「じゃあ、どっちが好みか、身体に聞いてみるね?」

「え?」(台本にない台詞?)

「私も負けません。」

「じゃあ、私も」

(碧唯まで参加!?)

「私達、パパのおちんちんの虜なんだから。」

「ちょっと、待ったー!」

光圀は言葉を発するよりも目を見開いた。

ベッドの上、夢を見ていたらしい。

隣に寝ているのは咲良だった。

「夢か。」

(やっぱり男として、一人に決めるべきなんだよな)

「風邪ひくぞ。」

そう言って咲良に布団をかけ直し、トイレに向かった。

「やっぱり良い人だな。」

咲良の作戦に光圀が落ちるのは時間の問題かも知れない。

■筆者メッセージ
夢オチ。
ハーレムは男の夢です。
光圀 ( 2017/01/05(木) 10:25 )