これまでのできごと
今夜は・・・
光圀が若干慌てていることに莉乃は気がついた。

「パパ。どうかしたの?」

「ゴムがないんだ。」

光圀は必ずコンドームを着用して、性行為に走る。

つまり、今日はしない日になってしまう。

「パパ、久しぶりに生でしない?」

「莉乃。これ以上家族を増やしたら大変なことになる。それに掃除が大変だからゴムを着けてきたが、どうしたものか」

光圀は意外と自分のこと、家庭のことを考えているようだ。

ただ、莉乃の中でも光圀という牡を求める牝の本能が芽生えていた。

「パパ、お風呂場で、しようよ。」

「莉乃は排卵日だろ?着床したら妊娠まっしぐらだ。シャワーで洗い流そうが炭酸水で洗い流そうが出したら覚悟を決めないと・・・」

「後ろなら妊娠しないよ。」

「莉乃。お前初めてだろう?良いのか?」

「ローションで滑りよくしてくれたら、良いよ。」

「わかった。」

二人はお風呂場に移動し、行動に移した。

ローションを莉乃のお尻の穴に向かって垂らし、人差し指をゆっくりと押し込んでいった。

「あっ、ああ。」

「痛かったか?」

「続けて、パパ」

「というより我慢できない。」

光圀は自身のペニスにもローションを塗りたくると、莉乃の腰を掴み、ペニスを未貫通のそこにあてがい、ゆっくりと押し進めていった。

「大丈夫か?莉乃。」

「うん。大丈夫。」

(入ってきたんだ。この人のちんちん。熱くて硬くてすごい。)

「根元まで入れるからな。」

「あっ、ああ。入ってくる。」

その瞬間はやってきた。

光圀のペニスを根元まで莉乃の中に入れ込んだのだ。

「莉乃。動くよ。」

「うん。」

ゆっくり入り口ギリギリまでペニスを抜き、そしてまた奥に押し込む。

光圀は莉乃を喜ばそうと胸への愛撫も加え、前後運動をしていく。

二人の荒い息が浴室に木霊する。

「パパ。逝く。」

「俺も限界だ。くっ。」

「温かい。」

莉乃の直腸に出し、プレイが終了した。

「莉乃。今夜のことは、二人だけの秘密だよ。」

「うん。」

二人は互いの身体を洗い、寝室で添い寝をした。

(やっぱり好きだな。光圀さんのこと)

莉乃は恋愛禁止のルールを忘れるほどに魅力的な男性に会ってしまったようだ。



■筆者メッセージ
こうして二人は両思いに・・・。
そして、九つの命につながるんです。
次回から本編です。
光圀 ( 2016/07/26(火) 16:39 )