第一話
白間美瑠
その日の朝は、純一のスマートフォンに着信が入った。

ディスプレイに表示された文字は真夏だった為に、純一は口角を上げて通話を選択した。

「純一さん。おはよう。・・声が聞きたくなったじゃ、ダメ?・・はい。待ってます。それじゃ、お仕事頑張ってください。」

「・・真夏。おはよう。どうかした?・・俺も聞きたかったよ。後二日待っていてくれよ。・・ありがとう。」

こんなやり取りがあり、純一は鼻歌混じりに、中庭へやって来たとき、一曲の歌が聞こえてきた。

(上手いもんだな。)

純一は発音源を探すと、そこには白間美瑠がいた。

美瑠が唄い終わると、純一は拍手を送った。

「白間、上手だな。歌。」

「ありがとうございます。伊藤先生。」

「授業も同じ位やる気を出せば、赤点はないぞ。」

美瑠は、マインドスキャン能力をいつの間にか手にしてしまっていた。

男子の女子へのゲスな欲望の声を聞くのが嫌で現在に至るが、純一は今までの男性と違い、言葉に血が通い、行動は心と共にある人だった。



放課後がやってきて、美瑠は疑問を口にしてしまった。

「先生。先生って、奥さんがいるって本当ですか?」

「どこで聞いたのか知らないけど、いるよ。」

「私達とエッチすることに抵抗はないんですか?裏切り行為をしているみたいな気がしないんですか?」

「俺がこの村に来た理由は種付けの為の種馬になることだ。嫁も同意のことだ。嫌なら終わりにするよ。」

「嫌じゃないです。私に女の喜びを与えてください。」

「なら、服を脱いで。」

脱いでいく美瑠を見て純一は感動を覚えた。

二日、ロリ体系を相手にしてきた影響がここに出てしまった。

「先生。お馬さんなら後ろからですよね?」

「あぁ、行くぞ。」

一戦終えて、美瑠は口を開いた。

「先生。もう一つの初めても先生にあげます。」

その言葉に純一は目を丸くするのだった。

■筆者メッセージ
戦前の女の幸せは結婚して、子を産むこと。
婚活関連で運転時間が多くて更新が遅れました。
ゲームアプリ一個アンインストールしたのでその分の時間を編集に充てられるようになるかと思いますので、気長にお待ちください。
次はまいやん回です。
光圀 ( 2021/01/02(土) 18:36 )