秋元真夏(妖精)
処分
ここは妖精界、キューピッド部。

人間界の晩婚化、草食系男子という言葉の通り、カップル発生率の減少が問題になっていた。

サラリーマンの営業成績のようにカップル成立率が競われていて、最下位な真夏はキューピッドのお偉いさんに衝撃の事実を突きつけられた。

「カップルを成立させられないキューピッドは消える。・・・」

その後にも言葉が紡がれているが、ショックが大きく真夏は人間界に飛び込んでいった。

キューピッドは恋の匂いをキャッチすることが出来る為、真夏は誘われるように一つの家に入っていった。

(先輩、俺もやらせてください。)

一人の男子高校生が絶賛行為の真っ最中だった。

「ねぇ、何してるの?」

キューピッドのタブー、人間に声をかけてはいけない。

男子高校生、○○は回りを見回し、キューピッドーー真夏を発見した。

「君、誰?」

「私?私は真夏。キューピッド部の妖精。」

人間に声をかけることで、その人間に見えてしまう。

ただ、その影響は一人のみである。

「ねぇ、君。恋してない?」

「お前には関係ないだろ!」

いつまでも下半身丸出しでいるのも変なので○○はパンツとズボンを上げた。

「○○。急に大声出してどうしたの?」

母親が部屋にやってきてしまった。

「いや、お袋。コイツが・・・」

(母親には部屋の空間にしか見えない)○○は真夏を指差して文句を言いかけた。

「何もないけど。早くお風呂入っちゃいなさい。」

「はいはい。」

母親が部屋から離れて行って、○○は真夏に向き直り、口を開いた。

「なんだかよく解んねぇけど、居たけりゃ、居ろよ。」

「ありがとう。」

真夏は○○のいなくなったドアに向かって感謝の言葉を言い、雲を食べるのだった。

■筆者メッセージ
乃木坂参戦(^_^)v
昔読んだ知る人ぞ知る掲示板(ネット上)の物語の改造話(о´∀`о)
画像検索でコスプレ沢山していた真夏を採用しました\(^o^)/
最後の雲は綿菓子をイメージしてください(^_^;)
光圀 ( 2020/03/02(月) 16:56 )