観察日記A
告白
美瑠の前に新しいネクタイを着けた正輝が現れた。

「加藤さん。おはようございます。ネクタイ変えたんですね。」

「白間さん。おはようございます。この間、僕の誕生日に山本さんがプレゼントって言ってくれたんだ。」

(凄く嬉しそう。・・そうだ!)「加藤さんってさや姉のこと、異性として好きなんですか?」

「え?・・好きやで。世界中の誰よりも。けど、今は我慢のときやと思ってんねん。」

「そうなんですね。でも、なんで教えてくれたんですか?」

「なんでやろな?よぅ解からん。」

「応援していて、良いですか?」

「かまへんよ。」

美瑠は、彩と正輝の応援に回ることにした。

夏、光圀が博多からやってきて、指原莉乃が意中の人であると気付かされるのは別の話。



今日は彩の卒業公演があった。そのバックステージにて、正輝は彩を待っていた。

「彩。お疲れ様。・・僕と結婚してほしい。」

「ちょっ、おい。」

彩がうろたえるのも無理はない。他のメンバーも回りにいる中で、正輝は指輪を出して、まっすぐ彩を見て、プロポーズしているのだ。

「アホ。順番とか雰囲気ないんかい。」

「あんなデカイ会場で名指ししたアイドルに言われたくないな。」

「あたしでえぇんか?」

「彩以外、嫌や。」

メンバー、スタッフ公認のバカップルな二人はこんな風に結婚していった。



ここは二人の部屋。正輝と彩は抱き合っている。

「彩。僕に思い出せる幼少期の記憶はないけど、彩と出会ったあの日からの記憶、思い出は全部覚えているよ。これからも増やしていこうな。」

「嫌や。・・私の旦那になるんやったら、人数増えてもえぇんやないか?」

「しばらくは二人やんか。」

正輝は彩に噛み付くようなキスをし、加藤家の思い出作り人員が一年後に増えていく行為に走った。
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■筆者メッセージ
さや姉はとうの昔に卒業しているので、歯切れが悪い気もしますが、ここで終わりにします。
本音を言いますと、ポケモンの最新ゲームに熱を出したので、そっちを頑張りたいなと(笑)
また、その気になったときまで、さようなら。
光圀 ( 2018/12/21(金) 13:15 )