告白
唯一の肉親の母親に死なれ、天涯孤独となってしまった男、大塚光圀はアイドルグループHKT48のメンバー、指原莉乃、穴井千尋、兒玉遥、本村碧唯、宮脇咲良、朝長美桜、田島芽瑠の七人を誘拐するも、料理の腕と彼女達のスケジュール管理等から無罪放免、マネージャーとなる。
特に指原莉乃とは共同生活時代に偽りの夫婦を演じ、いつしか本気になっていた。
莉乃も光圀に対して同様に恋心を抱いていた。
誘拐による罪悪感等から光圀は過労で倒れ、死に掛けるも愛しい女性、莉乃を思って生還を果たす。
再び莉乃と共同生活を送っていたある日、劇場で行われたリハーサルにて、莉乃は捻挫をしてしまった。
そのとき光圀はいの一番に莉乃の元に走った。
捻挫事件をきっかけに二人は、自分の本当の気持ちを吐いた。
課題をクリアし、尾崎さん公認の仲になった二人は光圀の家にタクシーで帰っていった。
「只今。」
玄関に到着するなり、光圀は莉乃を抱きしめた。
「お帰り、光圀。」
莉乃も光圀を抱き返し、返事をした。
「改めて言う。俺と結婚してほしい。」
「順番も守れないの?」
「人の家に押しかけてきた女に言われたくないな。」
「じゃあ、もっと順番狂わしちゃう?」
「既成事実ってやつだな。」
二人は、悪いことを思いついた人物特有の笑みを浮かべながら、寝室へと消えていった。