04
絵梨花に騎乗位で責められ、みなみに乳首を愛撫される。アダルトビデオで見た景色が今目の前で行われているのに、圭介はちっとも嬉しくはなかった。
自業自得といえばそれまでだ。けれども、まさかこんな展開になるとは思ってもみなかった。
「ううっ……絵梨花さんそろそろ……」
挿入して何分経ったのかわからない。五分かもしれないし、十分かもしれない。
腰の下辺りからジワジワと射精の余波が訪れていた。もう果てるまで時間の問題だ。
「へえ。生田さんってエッチ上手だったんですね。みなみ、その体位じゃ和也をイカせられませんでしたよ」
「私も得意じゃないわ。星野さんが乳首を舐めていてくれるおかげね」
「二人がかりなんて。この贅沢者」
ピンと勃った乳首をデコピンされ、一気に波が押し寄せた。
「うっ……」
小さく呻くと、スペルマを絵梨花の中で解き放った。数十秒ペニスが痙攣をすると、絵梨花は脱力したように圭介の胸に崩れ落ちた。
「中に出しちゃったんだ。気持ちよかった?」
横からみなみに顔を覗き込まれ、圭介は頬が熱くなった。思わずみなみに後頭部を向けた。
人前でセックスを見られただけでなく、フィニッシュの瞬間まで見られるとは。ましてやみなみは同級生である。一度肉体関係は持っていたとしても、羞恥心が全身を染めた。
「そろそろみなみも挿れたいです」
「わかったわ」
新しいオモチャのような扱いだ。小さな姉妹が新しく買ってもらったオモチャを仲良く遊んでいる。
唯一違うのは、オモチャが生身の人間であるということだ。
「ふふっ、中出し直後ってエロいですよね」
結合部が解かれる。愛液なのか精液なのかわからない白い糸が伸びてプツリと消えた。
「さ、まずはおちんちんを元気にしないと。まだまだ休むには早いぞ」
指でペニスがしごかれる。もうすでに二発放ったペニスだったが、次第にまた硬くなり始めた。
「いいよ、いいよ。伊達に浮気ちんちんじゃないね」
「ほんと。おちんちんが無駄に元気なんだから」
喜ぶみなみと呆れる絵梨花。両者の反応は違うが、楽しんでいることには変わりなかった。
「でもみなみ、あの体位じゃ上手くできないから、バックで突いてよ。ふふっ、いつかの部室のときみたいにさ」
無理やり立たされ、みなみはピアノに手をついて臀部を差し出した。丸みを帯びた尻。みなみの尻もまた絵梨花と同じように丸みを帯びていた。
「早く挿れてあげなよ」
ベシッと絵梨花に背中を叩かれた圭介は渋々ペニスを挿入した。ズズっとペニスが飲み込まれていく。
圭介は固く目を閉じながら抽送を始めた。