第二十三章「新聞部」
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 絵梨花に騎乗位で責められ、みなみに乳首を愛撫される。アダルトビデオで見た景色が今目の前で行われているのに、圭介はちっとも嬉しくはなかった。
 自業自得といえばそれまでだ。けれども、まさかこんな展開になるとは思ってもみなかった。

「ううっ……絵梨花さんそろそろ……」

 挿入して何分経ったのかわからない。五分かもしれないし、十分かもしれない。
 腰の下辺りからジワジワと射精の余波が訪れていた。もう果てるまで時間の問題だ。

「へえ。生田さんってエッチ上手だったんですね。みなみ、その体位じゃ和也をイカせられませんでしたよ」

「私も得意じゃないわ。星野さんが乳首を舐めていてくれるおかげね」

「二人がかりなんて。この贅沢者」

 ピンと勃った乳首をデコピンされ、一気に波が押し寄せた。

「うっ……」

 小さく呻くと、スペルマを絵梨花の中で解き放った。数十秒ペニスが痙攣をすると、絵梨花は脱力したように圭介の胸に崩れ落ちた。

「中に出しちゃったんだ。気持ちよかった?」

 横からみなみに顔を覗き込まれ、圭介は頬が熱くなった。思わずみなみに後頭部を向けた。
 人前でセックスを見られただけでなく、フィニッシュの瞬間まで見られるとは。ましてやみなみは同級生である。一度肉体関係は持っていたとしても、羞恥心が全身を染めた。

「そろそろみなみも挿れたいです」

「わかったわ」

 新しいオモチャのような扱いだ。小さな姉妹が新しく買ってもらったオモチャを仲良く遊んでいる。
 唯一違うのは、オモチャが生身の人間であるということだ。

「ふふっ、中出し直後ってエロいですよね」

 結合部が解かれる。愛液なのか精液なのかわからない白い糸が伸びてプツリと消えた。

「さ、まずはおちんちんを元気にしないと。まだまだ休むには早いぞ」

 指でペニスがしごかれる。もうすでに二発放ったペニスだったが、次第にまた硬くなり始めた。

「いいよ、いいよ。伊達に浮気ちんちんじゃないね」

「ほんと。おちんちんが無駄に元気なんだから」

 喜ぶみなみと呆れる絵梨花。両者の反応は違うが、楽しんでいることには変わりなかった。

「でもみなみ、あの体位じゃ上手くできないから、バックで突いてよ。ふふっ、いつかの部室のときみたいにさ」

 無理やり立たされ、みなみはピアノに手をついて臀部を差し出した。丸みを帯びた尻。みなみの尻もまた絵梨花と同じように丸みを帯びていた。

「早く挿れてあげなよ」

 ベシッと絵梨花に背中を叩かれた圭介は渋々ペニスを挿入した。ズズっとペニスが飲み込まれていく。
 圭介は固く目を閉じながら抽送を始めた。

( 2017/07/01(土) 00:42 )