48系、坂道系NTR短篇集 - 嘉賀遥香
[目次表示]
BACK | INDEX | NEXT
02
そんな感じで1年が経過して少し俺たちに変化があった。
遥香は黒髪を茶髪系に染め、スカートの丈も周りの陽キャ女子みたいにギリギリまで短くしていた。
というか、前までは休み時間は俺と話すか読書をして過ごしていたが今はその陽キャ女子達とゲラゲラ笑いながら話しをしている
その女子の中にはヤリマンと噂される奴も何人かいて俺は少し心配だった。

下校は一緒に帰る回数は減ったし、一緒に帰る日も俺の話に適当なあいづちばかりで終始スマホを弄っていた

そんなある日、クラスの男子が俺に話しかけてきた。

「なぁ、お前さ嘉賀と結構仲良かったよな。」

「あ、あぁ。なんだよ急に。」

俺たちが付き合ってることは周りに内緒にしていたから知ってる者はいないだろう

「嘉賀、最近変わったよな。なんでか分かるか?」

「い、いや…」

「3年に裕って奴いるだろ。サッカー部の…」

裕という男は学校では有名のイケメンでヤリチンの3年だ。学校中の可愛い子を片っ端から喰ってるという噂だ。遊びでもいいからと抱かれたい女子が沢山いるとかいないとかまで囁かれる

「裕に喰われたんだよ。裕とヤッた女は急に茶髪になってスカート短くしたりするんだ。女を自分好みに変えるのが好きな奴だからな…」

俺はその話を聞いてから下校まで放心状態となった
まさかあんな性格良くて大人しい遥香が。
でも確かに、最近の遥香の容姿の変化や素っ気無い態度を考えるとそうなのか…
いや、そんな証拠ないし、遥香はイケメンとかヤリチンの類は本当に苦手だって俺と付き合う時言っていた。
そんな訳がない…

そんなことを考えながら1人家に帰った

すると、部屋について少しすると遥香が尋ねてきた

「こんにちは〜!」

その声の人物、遥香は自分の家のように堂々と俺の家に入り俺のいる部屋に歩いてきた
そして自然に俺の隣へとベッドに腰を下ろす

「鍵空いてたから入ってきちゃった〜」

隣でいたずらっ子のように笑う彼女は見た目が変わっても、やはり可愛かった


聞くべき事があるのに俺は呆然とそんなことを考えていた

「どーしたの?久しぶりに会ったのに反応薄いね、急に来て迷惑だったかな?」

「い、いやそんなことないよ!... ただ最近はずっと素っ気なかったし... それに... 」

「だって私たちが付き合ってることは学校では隠してるからしょうがないじゃん?それにさっさと帰っちゃうしさ。せっかく一緒に帰ろうと思ってたのにさぁ」

遥香は髪を指でいじりながら拗ねたように言う

「ご、ごめん!ちょっと考え事してて…」

遥香に裕とのことを聞かずにいた

すると遥香は俺をベッドにそのまま押し倒した

「ねぇ、気持ちいいことしよーよ?」

俺の上に被さり、上目遣いでこんな事を言われては頭のモヤモヤなど一瞬で消し飛ぶ

「あたしから責めてあげる」

付き合いたてのあの頃のあの笑顔は一緒だが、行動と言葉は全く正反対だ

「服脱いで…」

今度は冷たい表情で俺に囁いた

「え…」

あの笑顔から一瞬でそんな冷たい顔に変わった遥香に戸惑っているとまるでヤンキーのようにまた俺に命令口調で言った

「いいから早く脱げって。イライラすんなぁ…」

あの遥香から放たれる言葉とは思えなかった。
口調そのものが変わっている。
やはりあの柄の悪そうなヤリマン女子の影響なのか
とにかくこれ以上遥香の機嫌を損ねてはいけないと俺はすぐに全裸になった




BACK | INDEX | NEXT

コップ ( 2019/12/27(金) 20:54 )