04
行為が終わってからしばらく人の気配があったが、しばらくして階段を上る音がした。
「やべ、バレたかな?」
亮二君は少し気まずそうにしている。
「大丈夫だよ」
私は笑顔で亮二君に返答する。
亮二君はシャワーを浴びに行ったので、私は襖の近くを調べてみた。
そこで私は予想通りのものを発見した。
襖に白い液体が付着している。
おそらく彼のものの拭き残しだろう。
彼は私と亮二君のセックスを見ながら一人でオナニーをしていたのだ。
私の算段では、彼の気の弱さであれば、浮気現場を発見してもその場では何も言えないだろうと考えていた。
かといって彼の方は私にべた惚れをしているのは明らかなので、無条件で別れるという選択はしないことも分かっていた。
(彼も私が他の男とセックスをしているのを見て感じていたんだ……)
私の顔には自然と笑みが浮かんでいた。
私は階段を上り彼が寝ている布団へ向かった。
彼はおそらく起きているだろうが、身動きをしない。
そして彼の枕が濡れていることに気が付いた。
そして彼が肩を震わせているのも。
(あ、泣いている…)
私には後悔と罪悪感の気持ちも、もちろんあり、彼を傷つけてしまったという心の痛みもあったが私の中のSの部分が優っていたのか、私は彼のその姿を見て、興奮してしまった。
大好きな人をいたぶる……ほんと最低な性癖だ
しかしそれが私をどうしようもなく興奮させる。
普通の人であれば、ここでサヨナラになるはずだが、彼の場合はそうならないという確信が私にはあった。
結局彼はこの日、1言も話さず、亮二君の家を後にした。
後日、彼が私を責めてきた
「俺あの日見たから……ううううわうあ」
後半からは何を言っているかわからないほど、泣きじゃくる彼。
何度も言うけど私は彼が大好き。
私は別れたくはない。
おそらく彼もそうだろう。
ただ私が謝罪して、また浮気の繰り返しというのは、1パターンでつまらないし、それだと彼も愛想を尽かせていまうかもしれない。
そこで私は賭けに出ることにした。
最悪、彼と別れることになるかもしれないけど、成功したら今よりも、もっともっとすごい行為が出来るかもしれないと。
「だってさあ、ユウ君セックスしてもすぐにイっちゃうじゃん?」
彼は一瞬驚愕の表情を作ったが、すぐにクシャっと歪んだ顔になり涙がポロポロ流れた。
私はあろうことかゾクゾクしてしまう。
「おちんちんも小さいし」
そういうと私は問答無用で、彼のペニスをズボンの上から掴む。
「ああぁ」
彼が情けない声を出す。
彼のペニスはギンギンに硬直していた。
私は彼のペニスをさすりながらさらに罵倒を続けた。
「亮二君のおチンチン見た?ユウ君の2倍くらいあったよね?ユウ君とは比べ物にならないくらいおっきかったよ?」
「うううううわあああああ」
彼は子供の用に声を出して泣いた。
ここでやめては彼の心を壊して終わりだ。
そう思った私はさらに続ける。
「でも私が浮気したんだもんね…別れよっか?」
「嫌だ!」
間髪入れず、彼ははっきり言った。
私はほくそ笑んだ。
「私もユウ君のこと大好きだよ?本当だよ?」
私はそう言うと彼を抱きしめる。
「うううう」
彼は私に縋り付くように顔を埋めながら泣きじゃくる。
私は無言で彼の頭をなでなでする。
私は子供の用に泣く彼を本当に愛おしく思っていた。
「うう、もうしないでよ」
彼は消えかかるくらいの声で呟いた。
「ねえ、ユウ君あたしから提案なんだけど」
私は平常を装っていたが、興奮のあまり声が上ずってしまった。顔のにやけが抑えれない。
多分私の思い通りに事は進む。
そう確信していた。
「何…?」
彼はおびえた小動物のような目で私を見ていた。
それがまた余計にわたしを欲情させる。
「ユウ君のことは大好きだから、ずっと一緒にいたし別れたくないと思ってる。」
それは本当に思っていた。
彼の表情がぱっと明るくなる。
その今の表情がどん底まで暗くなるであろうことを予測すると、私はまた妙な興奮を覚える。
「でもユウ君はHヘタクソだからさぁ…セックスは違う人としてもいい?」
私は回りくどい言い方はせずにストレートに彼に伝えた。
彼の表情はみるみるうちに歪み、また泣き始める。
「嫌だよぉ…」
まあ、それは当たり前だ。
しかし、私は自らの欲望のために、容赦はしなかった。
「でもユウ君いやいやって言ってる割には、この間あたしと亮二君のセックス覗いて、しかも射精までしてたよね?」
私は彼の股間をさすりながら、彼の顔を覗き込む。
「うぅ…っ」
彼は黙ってしまった。
「心ではユウ君のことが一番好きなの。浮気は性欲の処理みたいなものだからいいでしょ?それとも別れる?やっぱり」
その最後の一言が決め手となり、彼は渋々認めることになった。
私は彼から浮気の了承を取ってから、ゆっくりと彼のズボンとパンツを下す。
彼のペニスはフル勃起している。
シュシュシュ
私は無言で彼の細いペニスをピースで挟んでしごいてあげた。
「ほら、浮気されたくなかったら我慢してみなよ!ほらほらぁ!」
「うぐっ!あぁぁあ!やばいやばい!」
彼の顔に1ミリの余裕もなく射精感がMAXになっているのがよく分かる
私はすぐに射精させるべく、しごきを止めず言葉責めを続けた
「フフ…こんな情けない短小ちんこじゃもう限界だねっ。ほらイケ!精液出せ!みっともなく射精しろ!!」
「ぁぁあ!イク!!」
ピュピュ
1分以下で爆射。
思わず笑ってしまった。
「ユウ君、これじゃ文句言えないじゃん」
彼は泣き崩れた。