第3章
豹変した美音
「……てなわけでな。」
「結局はお前も楽しんだんだろ?」
「楽しんだっつうかなんだ…俺はただ二人の言われるがまま…」
「そんな自慢話はいらないんだよ。全くお前まで自慢かよ。」
「テメェには言われたくないわ。」
「美音ちゃんと柊ちゃんだっけ?二人は優希に処女を奪われたんだ。」
「奪われたって…」
「いいじゃんよかったな。二人の処女貰ってよ。」
「いいのかどうかは知らんけど、俺は今日の朝も美音に一発抜かれたからな?」
「ははは…美音ちゃんハマっちゃったね。」
「清楚な感じがね…」
「兄妹揃って変態か…」
「テメェと一緒にすんなよ。俺は許すが、美音はそんなんじゃねえよ。」
「さっすが兄ちゃん、みんなの鏡だね〜。」
「弄ぶな俺を…」
「俺も先週先生に童貞あげてさ…なんか朝から気分がいいんだよね。」
「俺が言わなかったら永遠と童貞やった奴が言う台詞か?てか、あげたんじゃなくて捨ててもらったんだろ?」
「ふん…うるせー。それよりジュース奢れよ。忘れてねえからな金曜の…」
「忘れてると思ってたわ…」
「馬鹿なことを…惚けるなって言っただろ?さ、行くぞ。」
「へいへい。」

優希は渋々悠太のジュースを奢ることに…一方美音と柊は…

「美音ちゃんのお兄さんって意外と変態だったね。」
「うん…私も知らなかったけど…」
「またお兄さんとしたいね。」
「私は朝したよ。フェラでお兄ちゃん逝かせたよ?」
「いいなぁ…うちもしたかった。」
「いいでしょ〜?」

朝からこんな会話をしていた。言っときますが、あなた方二人は女の子ですよ?

夜明け前 ( 2020/08/16(日) 16:36 )