お迎えに
俺は早速早退して出かけた。一人ついてきていることに気づかず…。
海人「お待たせしました。」
飛鳥「よ!昨日の夜ぶり。あれ?二人で来たの?」
海人「二人?」
振り返るとそこには友香がいた。
海人「うわっ!何で?」
友香「怪しすぎるでしょ。いきなりいなくなるなんてw七瀬先生の命令でついてきました!」
太郎「流石はなぁちゃん…、感がいい…。それじゃ行くぞ。」
友香「えっ!?どこに?」
飛鳥「いやwなぁちゃん知ってるからw」
友香には車の中で説明した。
友香「ずーみんか。気持ちはわかるな。私も犯された経験あるし……。」
海人「来てくれたのが友香で良かった。あのてちとぽんコンビじゃ説得力が欠ける。」
そしてあっという間に東京に辿り着いた。
太郎「俺たちはここで。」
飛鳥「またね♪」
二人「ありがとうございました」
俺たちは今泉がいるネカフェへ向かう。
友香「ねぇ、侑斗の生命が長くないって本当なの?」
海人「あぁ。あいつは末期癌だ。治ることはないだろう。既に死んでいてもおかしくないレベルだ。」
友香「その話聞いたことあるけど癌は完治したって言ってたよ?」
そんなの強がりに決まってる。みんなと最後まで一緒に笑顔でいたいから嘘をついてるだけだ。
友香はそれを察したのか切ない声で再び
友香「下手したら今日いきなり会えなくなる可能性もあるんだ…。」
海人「そうだろうな。でもそれもこれもあいつなりの気遣いだ。」
遂に目的地へたどり着く。
今泉「いらっしゃ……。ゆっかー…と…海人くんかな?。」
海人「なぜ俺のことを知ってる?」
友香「そこは察してよwゆいぽんたちが伝えたからに決まってるじゃんw」
たしかに普通に考えたらそれしかないか。なんか恥ずい。
今泉「帰って!私は櫻村に帰らない!あそこが怖いの!」
海人「怖いから逃げるのか?一緒に怖い思いをしながら仲良く楽しく過ごそうとしている人もいるのに。」
今泉「あんたに何がわかんの?💢」
海人「わかるさ。自分を見失う恐怖と好きな場所が嫌いになる恐怖は嫌という程思い知ってる。」
会話していると揉めてるのを察した店長がでてきた。
店長「お客様!どうかなさいましたか?」
海人「かくかくしかじかで。」
友香「それじゃ伝わならないよ!」
店長「そうかい!良かったね!お友達が来て!心配してくれる人いるじゃないの!シフトは大丈夫!バイト代もしっかり振り込んでおくから帰りな。」
友香(伝わるんかい!)
約10分後
今泉は強制的に追い出された。けど今は俺たちがいるから問題ない。
俺たちはホテルへ入っていった。