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三章 二人のセンター
黒歴史
お昼になってみんなで先生たちの昔のライブを見ながらごはんを食べている。


映像の中

生田「どんどんいくどん!いくたどん!う〜〜〜っ ど〜んっ! 」

白石「四次元から来ました。マヨラー星人16才白石麻衣でーす!」

飛鳥「16才齋藤飛鳥です!いちごミルクが大好きで貰うとものすごい勢いで懐いちゃうのでご注意ください!」


当時のキャッチコピーにみんなが大爆笑中。


飛鳥「人の黒歴史を見て笑うな💢てか何でこんなの持ってきてんのよ💢このバカ!!」
太郎「別に良くない?wかわいいしw」


急なかわいい発言に照れてるのか急に俯く。

飛鳥「そ、そんなこと言われても嬉しくないんだからね!」
海人「いや、チョロいなこの人…。ななさんたちのはないんですか?」


何故か七瀬と中田と衛藤のだけがない。


太郎「それ思った。絶対に編集してるよな?この夏の学園祭のときは堀と1期生がいたはずだぞ?」


視線を逸らして三人はしらばっくれた。


侑斗「タロさん、違いますよwリアルで見せてくれるから敢えて削ったんです。」
七瀬「はぁ?💢んなわけ…」
太郎「そういうことか。なぁちゃん、かなりん、それじゃみさみさの順でやってもらおっかな!3 2 1 アクション!」


三人は嫌な顔をしながらも空気を読んでしっかりやってくれた。


七瀬「ん〜〜ななせまる〜!」

ガクッとその場に崩れ落ちるがみんな無視。

中田「上から読んでも下から読んでも中田花奈。横から読むと、ダ!」

同じく崩れ落ちた。

衛藤「私って何やってたっけ?冗談抜きで覚えてないw」
太郎「ビー玉みたいな丸い瞳がチャームポイント!だった気がする。」
衛藤「それだ………。
ビー玉みたいな丸い瞳がチャームポイント!衛藤美彩でーす!」


恥ずかしくなった3人は崩れ落ちて四つん這いになってしまった。そこまで絶望しなくても……。


海人「はい!」
太郎「どうした?」
海人「飛鳥さんのやつも生で見てみたいです!」
てち「私も見たいです!」


二人に続いてみんなが私も!俺も!と声を上げてくもんで飛鳥の顔が……。


飛鳥「てめぇーら覚えとけよ💢仕方ない……。ハァ…。
16才齋藤飛鳥です!いちごミルクが大好きで貰うとものすごい勢いで懐いちゃうのでご注意ください!」


・・・


飛鳥「なんか言え💢」
友香「なんか当時と見た目が変わってないなと思いまして…。」
飛鳥「おい、バカにしてんのか?」
齋藤「いやいや、それだけ若く見えるってことですよ!」
飛鳥「そっかwならいい。いや、良くない!こっちがやったんだ!そっちも誰かやれ!」


本当はアイドルの先輩の初ライブを見て勉強をする予定だったのだが黒歴史を披露する場に変わってしまった…。


侑斗「由依やれよw」
由依「はぁ?💢〇すぞ?」
侑斗「いやw怖っwかわいいからやってよ!」
飛鳥「私も恥ずかしいのにやったんだぞ。やれ💢」


仕方なく立ち上がってやることに。海人と1年は見たことがないのでガン見している。


由依「あのさ、そんなに見ないでくれる?」
侑斗「いいから!3 2 1 アクション!」
由依「見た目と中身のギャップに注目 クールになりきれないおバカガール小林由依です♪」


バタン


海人「由依!大丈夫か?」
侑斗「大丈夫。恥ずかしくて気絶しただけだからw」
飛鳥「こいつサラッと凄いこと言ったな。次は誰だ?ウチらが4人やったんだからそっちも4人やれ!」


2年がみんなで顔を見合う。


太郎「そうだなw男子2人が決めなよwキャプテン以外で。キャプテンって誰だっけ?」
菅井「私ですけど……まさか……。」
太郎「どのグループもキャプテンは弄られポンコツキャラだろうからなwよろしく!」


友香も嫌そうな顔をして立ってしっかり披露した。


友香「友香の笑顔は百万馬るぃ!百万馬力!」
太郎「噛んだからテイク2!」
友香「なんでですか!」
太郎「噛んだからって言ったろwはい!アクション!」
友香「友香の笑顔は百万馬力!
ハァ…」

バタン。

友香も恥ずかしさに倒れてしまうがまだまだ続く。


健「はい!」
太郎「どうぞ!」
健「あか…」
守屋「おい💢」
健「ごめんちゃいw」
飛鳥「茜ちゃんね。よし行こ!」


守屋が凄い怖い顔で健を見る。


守屋「後でいいからなんか高級なもの奢れ💢」
健「は、はい…。(でも普段ツンツンなあかねんの壊れる姿見てみたいからw)」


脅迫されているかのようなビビり方をして頷くが心中では笑っていた。


守屋「りんごの色は?」
2年「赤〜!」
守屋「さくらんぼの色は?」
2年「赤〜!」
守屋「皆さんの好きな?」
2年「あかね〜ん!」
守屋「みんなのハートを茜色に染めます!」


パチパチパチパチ!!
バタン!


太郎「今更だけどここの人達は恥ずかしくなると倒れるんだなw
超おもしれぇなw」
飛鳥「私たちの四つん這いになるのもヤバいけどね。それじゃ海人!最後の一人を選べ!」
海人「今思ったが1年でもいいんだろ?」
夫婦「もちろん!」


海人が1年の方を見る。


海人「たしか由依に作ってもらってたよな?ワードセンス何とかってやってただろ。」


1年はみんな揃ってギクッと動揺した。みんな身に覚えがあるようですぐに目を逸らした。


海人「そうだな。俺があんまり関わったことがないメンバーと言ったら……」


1人のメンバーが更にギクッと動揺する。


海人「アホだな。動揺しなければバレなかったのに。武元、キミにきめた!」
武元「Σ( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!」
海人「やめろその顔。はよやれ」
武元「やりますよ!その代わりに後でご褒美くださいね〜」
海人「断る。」


意を決しってキャッチフレーズを披露。


武元「滋賀県出身の童顔やからって舐めた真似してっと琵琶湖の水止めたるかんな。」


バタン。


健「1年も倒れんのかw」
侑斗「ヤバい!wウケるw」
海人「じゃあてちも?」
てち「私はやらないよ?w」


恥ずかしくなってしまった合計7人は当分顔を真っ赤にして過ごすのだった…。


海人「理佐はやらなくていいのか?他のツンデレはやったぞ。」
理佐「うるさい💢💢」
侑斗「じゃあ理佐とてい追加でw」
二人「ヤダ!💢」
太郎「321アクション!」


最後の最後でまた2人気絶するのだった。

深見飛彩 ( 2022/07/20(水) 01:02 )