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三章 二人のセンター
男ルート〜作詞作曲振り付け〜
七瀬に怒られて数分後


男トリオは今日中に二曲作ってほしいといきなり頼まれていた。



海人「たしかに今日をめいいっぱい使えばいけなくはないな。」
侑斗「いや、余裕でいける。俺と健で作った曲が1つある。あと作曲だけ終わってるやつも一つだけある。」
健「じゃあ俺がその1曲の歌詞を作ってる間に海人と侑斗が振り付けすればいいのか。」
侑斗「そういうことだな!」


さっそく作戦が決まって曲の完成を目指す。



〜二人サイド〜

海人「そこ逆回転の方が綺麗に決まるんじゃないか?」
侑斗「やってみよう!」


2人は振りを考える→撮る→見るを繰り返している。


海人「ここはもうちょっと派手な動きがいいかもな」
侑斗「そうだな。海人センスいいな。」
海人「いいから続きやるぞ。時間が無い。」
侑斗「おう!」


その後も同じことを繰り返し、たった30分ほどで完成した。昼まで残り1時間ほどだ。



〜健サイド〜

こっちは1人で曲を聴きながら歌詞を考えている。


健「この世界を変えようだなんて自惚れてんじゃねぇの?。んー。なんか違う。ねぇぞかねぇよの方が良いかな。んー。」


1人でブツブツ言いながら考え込んでノートに書いては消してを繰り返している。するとガラガラガラと教室のドアが開く。


健「うわっ!ってかなりんw」
中田「そんなビックリしなくてもw順調?」



健は苦笑いしながら早速行き詰まっていることを報告した。


中田「そりゃそうだよね…。私的にはねぇよのほうがいいと思うな〜!ねぇぞだとみんなが怖いだけになっちゃいそうw」
健「そうですよね!ありがとうございます!お昼までで良いので付き合ってもらえませんか?」
中田「もちろん!」


こうして二人で作詞に取りかかることに。二人でとは言っても健がどの歌詞にしようか行き詰まったら中田が選択するって感じだった。


健「終わったー!」
中田「完成だね!曲名は?」
健「Nobody's fault」
中田「誰のせいでもないか。良いんじゃない!それじゃ早速二人に私に行こう!」


健も同じくらいに終わり、二人がいる教室へ向かう。


〜再び二人サイド〜


侑斗「苦戦してそうだな。1人だし。」
海人「そうだな。なあ、1つ気になってることがある。」
侑斗「なに?」
海人「由依って時々スマホ見て寂しそうな顔するだろ。今泉佑唯が絡んでるよな?」
侑斗「何でずーみんのこと知ってんだ?」


海人の急な質問に動揺し、目を逸らしながら返答した。


海人「何があったか調べて俺も動いてる。俺が連れ戻してやるから安心しろ。」
侑斗「おまえ何でそこまで…。」
海人「親友だから。理由はそれで十分だ。おまえも長くて来月までだろ。俺がそれまでに解決に導くさ。」
侑斗「それも知ってるのか。サンキュ!」


二人で話してると健が合流した。


健「お待たせ!って何この謎の雰囲気w」
侑斗「なんでもない。3人なら1時間あればいけそうだな。」
海人「あぁ。一気にやるぞ!」
「おう!」


三人は団結し、本当に昼までに2曲を完成させるのだった。

■筆者メッセージ
明日女子ルートをアップします!
深見飛彩 ( 2022/07/16(土) 23:03 )