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三章 二人のセンター
帰ってきたメンバー@
海人は今とある家の前にいる。


ピンポーン

てち「おはよ!来てくれたんだね!」
海人「あぁ。また同じ同じ学校に行けるとは思ってなかった。行こう!俺の家の前は避けてw」
てち「何で?まあいっか!w行こ!」


海人にとって最高の人が5月までのはずの交換転入を何故かこの時期に終えて帰ってきたのだ。


てち「久しぶりの景色って感じがしないw」
海人「前に来てたからだろ。」
てち「そうかもwてかさ!何でさっきからそっぽ向いて話してんの!おこだぉー!」
海人「出た。謎キャラ。てち顔真っ赤だな。大丈夫か?」
てち「赤いのは海人も同じじゃん!」


単純に照れているのだろう。二人とも顔が真っ赤だ。


理佐&葵「おはよー!」
ひかる&ほの「おはようございます!」

いつのまにか後ろに4人がいて話しかけてきた。

葵「やっぱりてちだ!久しぶり!あれ?5月までじゃなかったっけ?」
てち「細かいことはいいじゃん。その子たちが例の1年生だよね?」


1年はぺこりと会釈する。


てち「平手友梨奈です。よろしくね!ひかるちゃん、ほのちゃん!」
二人「!?」
ひかる「何で名前知ってるんですか?」
ほの「ひかるちゃん!そんなん考えなくてもわかるやろw」


みんなが一斉に海人を見る。


海人「何故俺を見る?」
てち「たしかに海人から毎日のように報告あったよねw」
海人「言うな!てちだって毎日のようにLINE送ってきただろ!」
てち「久しぶりに近くで暮らせるのにそういうこと言うんだ……。」


てちは屈んで泣いているフリをした。だが長い間一緒にいた海人には通用しない。


ほの「先輩最低!」
ひかる「見損ないました!」
海人「ちょっと待て!泣いてるふりだ。よく見ろ!」
てち「(*≧m≦*)プププ」
海人「ほらな。笑ってるだろ?いつものことだ。」
理佐「ゆいぽんと関ちゃんから聞いてたけど凄い尻に敷かれてるねwウケるわw」
海人「う、うるさい!」


海人は恥ずかしさに耐えられなくなって走って先に部室へ行ってしまった。


海人「月曜日は朝部活ないんだった…。俺としたことが。」
??「ねぇ!君が例の水川海人くんでしょ?w」
海人「誰だ?」
??「ちょ、ちょっとそんなに警戒しないでよ!同じクラスで同じ部活の織田奈那。よろしくね!」
海人「オダナナ……てちが言ってた人だな。愉快な人だと聞いてる。よろしく頼む。」


握手を交わす2人。早速仲良くなり、話に夢中になった。


海人「1つ聞きたいことがある。」
織田「何?」
海人「何で2人だけ先に帰ってこれたんだ?」
織田「えっと……。」
海人「やっぱりいい。」


言いづらそうなオダナナを見た海人は気遣った。


織田「いや、そういうわけじゃないよ!何か1つでもNo.1を取ったら帰れるって話になってそれでね…。」
海人「自慢みたいになるから自分で言うのは…って感じか。」
織田「まぁそんな感じwてちの言ってた通り優しいんだね!」
海人「黙れ。教室に行くぞ。」


織田(みんなが惚れる気持ちなんかわかるかもwこの人になら命を捧げてもいい。そんな気がするw)

海人「何してる?行くぞ!」
織田「うん!ねぇ、バスケめっちゃ強いって本当?」


今度こそ二人で教室へ向かった。


ガラガラ


織田「久しぶりーー!!」
みんな「久しぶり!」
織田「あれ?ゆいぽんとゆうぽんが来ないw」
健「あの二人は揃いも揃って寝坊で遅刻。」
織田「あら〜❤相変わらず仲良しですなぁ〜❤」


海人はオダナナの急なオネエ口調に驚きを隠せなかった…。


小池「オダナナいつもあんな感じやねんw」
土生「オダナナは強いよ!」
海人「てちから聞いてたから知ってる。」
てち「私が何?」
海人「うわっ!」


突如後ろに現れる先程のメンバー。イタズラっぽい笑みを浮かべながら急に海人の耳元で話しかけた。


理佐「ウケるんですけど…w」
健「海人ww」


笑うみんなへ向けて海人はズボンの中に入れていた切り札を取り出し、笑う連中へ放り込み……。


「きゃーーーーー!!!!」


キーンコーンカーンコーン


チャイムがなると共にみんなは教室から出ていったw

七瀬「あれ?みんなそんなにどうしたん!?」
健「ごごごごご」
七瀬「ご?」
理佐「ゴキブリです!な、中に!」
てち「あれ?海人と土生ちゃんとオダナナは?」


3人は中で戦っていた…。本物のゴキブリと。

■筆者メッセージ
体調が少し良くなってきたので少しずつ投稿を開始します。
深見飛彩 ( 2022/07/03(日) 20:30 )