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二章 決戦!球技大会
どっちの味方?
午後になって女子バレーが始まった。元全国レベルのバレー部がいる1-Aと2年が勝ち残った。


六人「謙虚!優しさ!絆!キラキラ輝け欅坂46!」


バレーメンバーは円陣を組んで気合を入れていた。


海人「なんだあれ。」
健「ライブ前の円陣らしい。ここ去年までは欅坂学院だったんだ。欅坂+乃木坂46で欅坂46なんだってさ。」
侑斗「ちなみにまだライブしたことない。オリジナル曲も持ってない。」
海人「なるほどな。そうだ。2人もアイドル部を手伝え。」
侑斗「良いけど代わりに昼休みにバスケに付き合えよ。」
健「俺は時々おまえんところの弁当を食えればそれでいい♪」
海人「わかった。」


みんなの知らないところでさりげなくサポーターが2人増えた。


守屋「ちょっと男子!私たちのこと応援してくれないの?💢」


楽しく話してる3人を見た守屋が寂しそうな顔して話しかけた。それに応えるように三人は応援する。


侑斗「頑張れ!ひかるちゃん!」
健「保乃ちゃんも頑張れ!」
海人「いのりも天もモブも頑張って2年を倒せ!」


えっ!?

まさかの1年の味方をする2年男子。2年女子が怒らないわけがない。


友香「いやいや、おかしいでしょ💢」
原田&理佐「最低💢💢」
由依&守屋「おまえらマジで覚えとけよ💢💢」
土生「後輩と不倫した……。」


2年は怒っているが逆に1年は大喜び。


ひかる「いまイケメントリオに応援されたよね?!」
いのり「たしかに聞こえた!」
山崎「されてた!絶対に勝ちたい!」
保乃「でも全国1位の理佐さんと身長が高い土生さんがいるんだよねw」
山崎「じゃあ葵さん狙おう!」


ピーー!


中田「はい、整列!」


2年VS1-Aが遂に始まる。10点先取。ただし2点差をつけなくてはいけない。


ピーーー!!


遂に試合が始まった。

〜数分後〜

8-0

1-Aは土生のブロックと理佐と守屋のスパイクに為す術なかった。


保乃「強すぎる…」
井上「勝ち目ゼロ。」

1年は完全に諦めてしまっていた。

海人「勝つためにやるな。」
侑斗「そうだ。楽しくボール遊びしたほうがいい。そうすれば自然と勝てる。」


男子トリオの応援により、1-Aのメンバーが立ち上がる。


保乃「そうだよね。やるなら楽しんだ方がいい!」
ひかる「これから巻き返そう!」
山崎「反撃開始!!」

「オーー!!」


この光景に再び2年がキレ無いわけがなく……。


守屋「だーかーら💢💢」
友香「私たちのことも応援しなさいよ💢💢」


トリオ(仕方ないなぁ。)

侑斗「由依ーー!今日もかわいいぞー!」
健「土生ちゃん、今日も調子良いねー!」
海人「原田はチッコクテ カワイイナー。理佐もサイコウ!。」


1人だけ棒読みっぽかったけど4人は照れて俯いた。3人は1年に向けて顎で合図する。


男トリオ(今だ、やれ。)

話が通じたのか4人が浮かれているうちにサーブを打った。


ひかる「やったー!決まった!」
井上「やっと1点!」


2年はそのまま調子を崩されて逆転され、同点になる。すると今度は2年が絶望する。


侑斗「2年も頑張れ!」
健「まだまだこれから!」


今度は2年に声をかけるも……。


理佐「何よ!さっきまで1年の味方してたくせに💢」
由依「もういい!💢」


トリオは今にも泣きそうな6人の元へ。


海人「俺は強いほうをより強くしたくない。だからおまえらより弱い1年をアシストした。」
侑斗「どう考えても1年のほうが弱いからな。身長的にも不利だし。だからアドバイスした。」
健「今度はみんなが覚醒する番!」


2年は涙を拭き取りながら立ち上がって再び試合に望む!


30分後


シーソーゲームがまだ続いていた。既にみんなは虫の息だ。



ピーーーー!!


校長「長いからドロー!」
守屋「納得いかない!」
保乃「やらせてください!」
健「みんなの身体が壊れるからもうやめたほうがいい。」
校長「そゆこと♪それじゃ表彰式始めるよん♪」


強制的に試合が終わった。

深見飛彩 ( 2022/06/19(日) 22:07 )