ゲームで対決!
姉さんに怒られて1週間。
は経っていない。
今はD社へ行く前日の夕方。
今は柴田家にいる。
柴田家「おかえりーー!!」
柚菜「ただいまーー!!」
シオン「お邪魔します。賀喜遥輝です。」
柚菜「事情知ってるからシオンで大丈夫だよ♪ねっ!」
うんうんと明るくて優しい雰囲気で4人が頷いた。
妹と弟がいるのは知ってたけどまだ年長さんなんだな。ちっこい。
シオン「よろしくお願いします。」
弟「一緒にポケモンやろ!」
妹「ズルい!私も!お姉ちゃんも一緒にやろ!」
柚菜「良いよ!私の部屋に行こっか♪」
なんというか弟と妹どっちも柚菜そっくりだな。この子達と同じ世代の者たちよ、気をつけて生きていけよ。
柚菜「ここが柚菜の部屋!」
まあそれは言われなくてもわかる。
とりあえず机の上に気になるものがあるんだけど。
俺の視線に気づいた柚菜は慌てて俺or姉さん&柚菜の写真が入っているアルバム?を隠した。
シオン「見せろ。」
柚菜「やだよ〜だw」
💢💢💢
弟妹を使うか。
シオン「たしか弟くんはキュレム、妹ちゃんはネクロズマが好きだって話だよな?」
弟妹「うん!」
柚菜(まさか……。)
シオン「あのアルバム見せてくれたら弟くんにはキュレムとレシラムとゼクロムのセット。妹ちゃんにはミュウツーとネクロズマとソルガレオとルナアーラをセットをくれてやる。」
子どもはちょろいwさっそくお姉ちゃんに襲いかかった。
シオン「よくできました!偉いぞ。よしよし。」
弟「お姉ちゃん!頭ヨシヨシしてもらったー!」
妹「良いでしょー!」
柚菜「じゃあ柚菜とポケモンバトルして柚菜が勝ったら何も見ずに返して!」
シオン「わかった。」
任天堂Switchを開いてバトルが始まるけど……
シオン「何で俺の画面だけTVに映してるんだ?」
柚菜「ハンデwさくらちゃんや美月さんたちが言うには超強いみたいだしw伝説はなしね!」
シオン「わかった。」
行くぞ
ソーナンス、アーボック、ハブネーク、メガヤンマ、バケッチャ、ミミッキュ
妹「変なメンバー」
弟「弱そう。」
シオン「失礼なこと言うなwアニメのムサシのポケモンたちだ。別れたり、本部に預けたりしてるのも入ってるけどな。」
柚菜「言われてみればwじゃあこっちは!」
ピカチュウ、ジュカイン、ゴウカザル、ワルビアル、ゲッコウガ、黄昏ルガルガン
サトシのエースばっかじゃねぇかw
シオン「やなかんじーってさせる気満々だな。」
柚菜「当たり前!柚菜のおたから返してもらうから!」
返してもらうも中身は確認できてる。俺はそれを回収したいだけだ。
〜数分後〜
柚菜「柚菜の勝ち〜!!」
シオン「やなかんじー。ほら、返す。俺や姉さんとの思い出を大切にしてくれてありがと。嬉しいよ。」
柚菜「えっ!?さっき中身見えてたの!?部屋の入口と正反対にある机の上にあったのに!?」
シオン「あぁ。そうだ。約束通りくれてやる。」
このあとも4人で仲良くポケモンで遊んでいた。
〜約1時間後〜
柚菜母の声が家に響き渡る。
柚菜母「ご飯の準備ができたよーー!」
柚菜父「今日は焼肉と桃のケーキだーーー!」
シオン&柚菜「焼肉と桃ケーキ」
俺が柚菜とよくいる理由の1つは好物が同じだから話が合うからでもある。
シオン「これって……あの店の高級肉か。凄いですね。」
柚菜父「俺さ、乃木グループのとある店の店長やってんの!何かわからないけど今日柚菜が彼氏連れて帰ってくることを社長代理が知っててくれたんだ!この野菜もねw生駒家の野菜らしい。」
生駒家?生駒里奈さんの実家か?
柚菜母「まあまあwとにかくいただきましょ!」
「いただきます!」
こういうときはちびっこ優先。それくらい俺にもわかる。
シオン「チビたち何か食うか?」
柚菜父「こっちのことは気を遣わなくていいから好きなの食べて!」
シオン「そういうわけにはいかない。です。」
柚菜母「なんか柚菜が恋するのもわかる気がするw」
シオン「恋?」
柚菜「お母さん何言ってんの!」
そんなこと言われてもな……。所詮俺は遥輝の片割れだ。いつかは遥輝の心に帰らなきゃいけないんだ。
・・・
急に心が切なくなってきた。
柚菜「どうしたの?」
シオン「何もない。にしても美味しい!」
柚菜「でしょ?一緒に沢山食べよ!」
このあと俺たちはたくさん食べすぎて少し太ったんだ。
遥輝、ごめんw