4章 協力
謎の戦い
最後の競技ってホントにマラソンなのかな?
と少し疑いながら前に出た。準決勝が残ってるのに。


さく「ハル♪勝ったらみんなで焼肉に行こ♪」
遥輝「もちろん!って言いたいけど貰えるの2人でペアチケット1枚だからw2人でしか行けないw
だからその……。」
飛鳥「少年よwしっかり言葉にしろ!みんなしっかり見てるぞ!中にはカメラ構えてるやつもいるぞ!」
遥輝「はぁっ!?」


忘れてた!全校生徒や先生たちの前じゃん!
恥ずかしいけど言うしか……ないか……
言わなきゃ先に進まない気がするし。てか飛鳥さんのカメラがめっちゃ近い……
なんならさくより近い!
俺の真横だし!


遥輝「勝ったら一緒に焼肉行こ……」
さく「え?聞こえな〜いw」


そのイタズラな笑みw
絶対に聞こえてるだろ!💢


海人「思い切って誘えw」
てち「がんばれーー!それじゃ櫻のみんなも日向のみんなも芸能科のみんなも行くよーー!」


何故か合同チアが始まった。なんだこれ。絶対におかしいだろw
応援するものを間違えてる!
そのまえに打ち合わせなしでみんなでチアやるとかスゴすぎw


とりあえず俺は深呼吸して体制を整えた。
よし!思い切って誘おう!


遥輝「勝ったら2人で焼肉一緒に行こ!!」
さく「(///_///)」
遥輝「返事が聞こえな〜いw」
飛鳥「遥輝のやつやり返しやがったwまあでも遥輝が勇気出して叫んでくれたんだからえんぴーも返さないとねw」


顔が真っ赤なさく……OKしてくれるかな……。
と思ってるととんでもない返事が帰ってきたw


さく「富士急も連れてってよーーー!!ホントはハルと行きたかったのーー!!」


かわい……すぎる……。
さくのやつwどことなく飛鳥さんに似てきたなw流石は師弟w
ここで断る訳にはいかないよね…。


遥輝「わ、わかったーー!今月はD社で金が無くなるから来月でもいい?」
さく「来月は学園祭の準備で忙しいじゃーん!でも良いよーー!」


ヒューー!ヒューー!という冷やかしの声とアンチの声が両方聞こえる。さくたち普通に学校の人気者だからしゃーないw


遥輝「じゃあ今度は海人さんたちの番!」
海人「はぁ?誰に何を言うんだ?」
さく「1人しかいないじゃないですかw」
海人「焼肉のためだけに東京に来いってか?」
ハルさく「はい!」


俺たちの純粋な瞳?を見た海人さんの心に迷いが生まれた気がする。もう一押し!w


遥輝「ほら、待ってますよ?w」
さく「なんなら久保さんとてちさん両方誘っちゃいましょうよ!」

ガツッ!

急に頭が重くなってきた気がする。何でさくにはゲンコツしないんだ……。


海人「図に乗るなよ?(・=・)」
由依「誘ってあげなよw」
理佐「フィギュア壊すよ?w」
海人「さりげなく恐ろしいこと言うな!わーったよ。」



歓声が上がったwこれで完全に逃げられないw


海人「はぁ…。やるしかないか。
てち!しーちゃん!
勝ったら一緒に焼肉食べ放題に行くぞ!」
二人「うん❤」


久保さんとてちさんめっちゃ乙女な顔しててめっちゃかわいい!
海人さんもめっちゃ照れてるw
珍しい光景だから撮っとこうw

パシャ

海人「俺を撮るな!じゃあ次は太郎さんだ💢」
太郎「えっ!?俺?俺はその系列のトップだからいくらでも食べる機会あるんだけどw」
飛鳥「言ってくれないの……?」


普段ツンツンしてるからこそのこの破壊力……。パネェw

バシッ!


遥輝「いった〜。」
さく「いま飛鳥さんに見惚れてたでしょ!💢」

そんな理由でほっぺにビンタすな!wめっちゃ痛いんだけどw


美月「そうだ♪夫婦なんだしチューしましょ!」


あんたは急に何を言い出すんだw飛鳥さん急に怖くなったじゃんw


飛鳥「おい💢おまえやっぱり舐めてるよな?」
美月「舐めてませんよ〜♪」
若月「美月ちゃん(º言º)」
美月「ご、ごめんなさーい♪」

こうして謎の告白合戦が始まっていった。


〜1時間後〜


校長「おもしろいものが見れましたね〜w今のを見て決勝戦進出ペアを決めました!」


みんな(今のが準決勝になっちゃうの!?w)


校長「トップバッターのハルさくペアは言うまでもありませんね!
他は

水川くんと久保さんペア

遥香さんと柚菜さんペア!

そしてくじ引きで敗者復活戦をしますwちなみに男と女でそれぞれ1枚ずつ引くからねw」


誰が来ても関係ないね。みんな倒す!
即席カップルなんて大したことないだろうし。


校長「それじゃ女子から!言い忘れてたけど盛り上げてくれた櫻坂のみなさんと日向坂のみなさんの名前も入ってますwそれではまず男子の復活権は……。」


ドゥルルルルル


校長「シオンくん!あれ?間違えて入れちゃったの忘れてましたw もう1回!」
みんな(何でシオンの名前を入れたの?w)

ドゥルルルルル


校長「生田大我くん!」


ここで天才が復活か……。ペアは?


ドゥルルルルル


校長「日向坂学園高校の富田鈴花ちゃん!」
富田「私がカントクとペア!?やったー!ラッキーー!それじゃ行ってきまーす!行こ♪ダーリン❤」
大我「くっつくな💢鬱陶しい。」
彩花「私の大ちゃん!」
史帆「違うよ!私の!」


3人が大我さんを思いっきり引っ張りあってるよ…。
大我さんも大変だね〜……。


校長「それでは最後の競技を始めます。最後の競技は風船割りゲーム!女の子が被っているヘルメットに付いている風船を割られたら負けです!
男子は新聞でできているこのフニャフニャソードを女子は風船付きヘルメットを取りに来てください。」


またバトルロワイヤルか。でもおもしろそうかもw


遥香「遥輝、2人で強者を1人ずつ倒すよ!」
遥輝「わかった!」
柚菜「よろしく!ハルくん!さくらちゃん!」
さく「わかった!」


この四人なら強者ペアを倒せる!そんな気がするが現実は甘くなかった。

深見飛彩 ( 2022/11/04(金) 22:51 )