仲良しな二人
その後二人はお昼を食べていた。
あや「チャーシュー苦手なんだね…。初めて知ったw」
遥輝「ほっといて。あや!煮卵ちょーだい!」
あや「良いよ♪はい!その代わりにチャーシュー頂戴♪」
どうやら二人とも同じラーメンを頼んでいるようだ。
遥輝「何故かチャーシューとかハムとか苦手なんだよね〜。」
あや「そうなんだwちなみにかっきーは嫌いな食べ物あるの?」
遥輝「そういえば姉ちゃんなんでも食べてる気がする。強いて言えばゲテモノ料理を食べてる姿は見たことないw」
あや「食事中にゲテモノって言わないで!食欲失せちゃうからww」
「超ラブラブじゃん♪」
「ここいい?」
仲良くしているとよく知る顔が隣に来た。よく知る顔って言っても師弟コンビだ。
あや「かっきーってゲテモノ食べれるの?」
遥輝「さっきゲテモノ言うなって言ってたくせにw」
あや「あやはいいの!」
遥香「無理無理無理無理!!食べれない!食べたいとも思わない!」
美月「見た目はあれだけど美味しいよ?中には美容にいいゲテモノ料理もあるしw」
急な美味しい発言に3人はドン引き。3人とも美月に軽蔑の視線を向けていた。
美月「今度一緒に食べよ!そうすればゲテモノの良さがわかる!」
三人「嫌です!!」
美月「そんなに否定しなくても…。
なんてねwそれじゃ私たちはお昼ご飯買いに行ってくるね♪」
遥香「そうだ!まだ買ってなかった!」
そのまま二人もラーメンを買いに行き、すぐに戻ってきた。
遥香「あやめちゃん!遥輝に変なこと言われたりされたりしませんでしたか?」
あや「大丈夫!むしろ嬉しいこと言われちゃったかも!w私の家族と会ったんだけどその時に
あやめはもちろん。メンバーのみんなも絶対に守ります!
って言われちゃった❤
もう超嬉しい〜❤」
美月「何それ!私たちも嬉しいやつじゃん❤遥輝!ってあれ?」
いつのまにか遥輝が居なくなっていた。照れてどこかに行ってしまったのだろうか。
遥香「ついさっき照れながらどこかに行きましたよw」
あや「ハルくんかわいw」
美月「そういえば遥香ちゃんも照れるとどこかに行くよねw」
遥香「そ、そんなことないですよw一緒にしないでください!」
しばらくして遥輝が帰ってきた。そのまま4人で会話をしながら食事中!
美月「2人はウチが夏と冬に2回文化祭あるの知ってるっけ?」
三人「知ってます。」
美月「芸能科はそこで劇をやるんだけど今回はシンデレラやるらしいんだよね!これ極秘情報だから先生たちに言っちゃダメだよ?w」
遥輝「美月さんから聞いたって玲香ちゃんに言っちゃおw」
美月「コラ!💢白石さんならともかく玲香さんは絶対にダメ!若月さんにも伝わっちゃう!」
余計なことを言ってしまったことに気づいたときにはもう遅かった。
遥輝「若月さんに直接言っちゃおっかな〜wバイトで会うしw」
美月「ダメダメ!あの人怒るとおっかないんだから!」
??「誰がおっかないのかな?」
??「いやいやw若のことに決まってるじゃんwちなみにその情報はどこで手に入れたの?w」
噂をすればなんとやら。まさかの2人もデートに来ていた。
美月「な、なんのことでしょう?w(:´° °`:)」
若月「まあいいわwどうせ玲香の机の上にある資料でも見ちゃったんでしょ?」
美月「はい!」
若月「ハァ…。ほんっとに太郎と玲香には世話がやけるよ…。今回は聞かなかったことにするけど次は広めちゃダメだよ?」
美月「は〜い♪」
いかにも小悪魔な感じの美月に鋭い視線を向ける若月。一瞬で美月の態度が変わった。
美月「はい!」
遥輝「ウケるw」
遥香「遥輝w笑ったらw失礼だよw」
あや「かっきーも笑ってるじゃんwあやも人のこと言えないけどw」
何はともあれ許してもらえたようだ。そして玲香と若月も一緒に食事をすることになり、気づけば食べ終わっていてそれぞれ行動を開始した。
あや「ねぇ!目隠してどこに連れてく気?」
遥輝「大丈夫!安全な場所だからwあっ空いてる!ラッキーw」
あや「だからどこに……」
アトラクションの中に入る瞬間にあやめは気づいた。自分が苦手なところだと。
戦慄迷宮
あや「(;ω;)」
遥輝「ちょ、ちょっと泣かないでよ!俺も一緒だから大丈夫だってw」
あや「腕にくっいてもいい?」
遥輝「もろちんw」
あや「人が怖がってる姿を見て笑わないでよ……。」
遥輝「そんなに怖いなら…こうしようよ!」
ギュッ!!
遥輝は腕をあやめの腰に回してぎゅっと横から抱きしめた。あやめの顔は恥ずかしくて赤いのか泣いてて赤いのかもうわからない状態になっている。
あや「きゃーーーー!!」
遥輝「ビックリした!!」
あや「きゃっ!!!」
遥輝「うわっ!」
あやめが叫んで遥輝がビックリする。これのループ。戦慄迷宮を出ようとすると…。
遥輝「うわっ!」
っと最後の最後にコテっとコケた。これはダサいw
遥輝の足首を見ると誰かに掴まれた後があって……。
遥輝「嘘だろ……」
あや「は、早く行こ!!怖いよ!」
遥輝「俺もマジで怖くなってきた!」
二人はどちらからともなく手を繋ぎながら走っていく。
あや「よし!さっきのことはもう忘れよう!」
遥輝「そだねwじゃあ次はあれ行こ!」
この後も順番に回って最後は観覧車。二人で向かい合って乗っている。
遥輝「あや!今日は一緒に来てくれてありがと!」
あや「ううん!私の方こそありがとう!」
遥輝「普段から1番話してるの多分あやだよねw」
あや「今は隣の席だし!その前からよく話してたよね♪」
遥輝「そだね♪」
・・・
話が途切れて2人とも下を向いて俯いてしまう。
そんな中で先に口を開いたのはあやめだった。
あや「ハルくん!その……。私のファーストキスを貰ってくれる?」
遥輝「良いよ!」
2人がはじめたのはチュっとするだけのキスではなく舌を絡み合わせるディープなキス。
あや「あっ!」
遥輝「どうした?」
あや「えっ!?大丈夫だよ?」
あや(また愛液漏らしちゃった…。どうしよう……。)
と思いながらただ顔を赤くして降りるタイミングを待っていた。
遥輝「ほんとに大丈夫?」
あや「大丈夫!」
遥輝「あや、今日…俺の部屋でお泊まりしない?」
あや「良いの?ありがと!あのさ、帰る前にトイレだけ寄らせて♪」
師弟コンビは泊まることもあってそのまま残ったがハルあやコンビは早いうちに寮へ帰った。