3章 二人か一人か
君の名前
2日目の朝


チュッ❤

俺は誰かのキスで目を覚ました。


遥輝「なんだよ姉ちゃん……。
・・・
って美波さん!?」
美波「おはよw」
遥輝「おはようございます!って何で美波さんたちがいるんですか!?」
美波「みんなの応援と遥輝のお手伝い!美月と珠美と一緒にね!」
遥輝「助かります!ありがと美波さん!」


俺は珠ちゃんと美月さんがいることを忘れて思いっきり抱きついてしまった。


ガチャン!!


遥香「遥輝!💢」
遥輝「姉ちゃんおはよ!どうかした?」
遥香「おはよ♪どうかした?じゃないでしょ!
美波さんもあんまり甘やかさないでください!w」
美波「いや〜、弟ができたみたいでついw」
美月「それわかる!w」


まあでも俺にとっても美波さんと美月さんはもう1人のお姉ちゃんみたいな感じだし、珠ちゃんに至っては親友に近い。


遥輝「美月さん!珠美さん!おはよう!」
美月「おはよ!」
珠美「影ちゃんもおはよ!」

・・・

遥輝「寝てます。」
美月「今度は私がチューして影ちゃん起こそっかな〜w」
遥香「いくら美月さんでもそれはダメです!」
美月「遥香ちゃんのケチ〜wもしかして嫉妬?」
遥香「違います!」


姉ちゃんが嫉妬するわけがないw
嫉妬とはまた違う何かを俺は感じた。

あの時の俺と似てる気がする。


遥輝「てゆーか女子ってみんな起きてんの?」
遥香「逆に起きてると思う?あの柚菜や真佑ちゃんやレイちゃんでさえ疲れきってまだ寝てるw私は栄養ドリンクのお陰でなんとかw」
遥輝「マジでwじゃあイタズラしに行こうw普段やられる側だし。」


俺はこのあとマジでイタズラしに向かった。


そういえば女子は二人で1部屋だったっけ?w姉ちゃんと相部屋なのは…柚菜。ってこと柚菜は1人。
普段姉ちゃんにまとわりつきながら中でイタズラしてくる柚菜にたまにはやり返そうw
(やり返すのは俺だ。)

えっ!?


影「柚菜は俺が起こす。」
遥香「わかった!じゃあ真佑ちゃんたちのところ行ってくる!」
美波「私たちも分担して起こしに行こっか!」
美月「そだね!w」


俺たちはそれぞれ部屋へ向かった。


柚菜の寝顔かわいい……。
てかすっぴんなのにぜんっぜん変わらないなw姉さんでも少しは変わるぞ。

今からイタズラされると知らずに目の前でスヤスヤ寝息を立てている。


さっそく普段遥輝が姉さんとやりあってる起こし方で起こすかw
仰向けで寝ている柚菜の両足首を持って

俺の足をアソコへロックオン!


柚菜「んーー?えっ!?きゃっ❤ちょ、ちょっと❤あんっ❤えっ!?電気あんま❤や、やめて!んあっ❤ク、クリに良い感じに…んひゃ♪そこ敏感なの♪ダメ!ホントにダメ!イクーーー!!
ハァ…ハァ…。」


イクまでやるつもりはなかったんだけど……。もしかして超敏感体質なのか?
(こんなセクハラ行為兼痴漢行為して後でどうなっても知らないからな💢ほら、めっちゃキレてんじゃんw)


影「賀喜家直伝の電気あんま起こしだw」
柚菜「な、何すんの!💢エッチ!💢変態!💢バカ!💢アホ!💢すけべ!💢もう知らない!💢フン!💢」

バシッ!!!っと綺麗なビンタの音が部屋に響き渡った。


まぁ年頃の女の子にそんなことしたら怒られて当然か。



影「柚菜!」
柚菜「来ないで!変態💢」
影「そんな怒んなって。今度ディズニー連れてってやる。もちろんチケット代は俺達が出すさ。」
遥輝(おい、なぜ俺がおまえのデート代を稼がなきゃいけないんだ。)

こうでもしないとついさっきの悪評が広まるだけだ。あと俺が誰かとディズニーに行きたいだけっていうのもある。たしか柚菜こういうの好きだろ?

俺の予想通り超笑顔で食いついてきた。


柚菜「ほんと!!」
影「ホントだ!バイト代が溜まったらだけどな。一緒に行こう。」
柚菜「やったーーー!!」


ということで俺達はGW後からバイトすることに。バイトするのは主に遥輝ただけどな。


〜数十分後〜

そして俺たちはご飯を食べて外に集合した。


玲香「今日はいきなりランニングから始めるよー!」
「はい!」
奈々未「ルートは昨日と一緒。今回はスタンプないから休まずにみんなで走って帰ってきて!遥輝は行かなくていい。」
「はい!」
奈々未「行くよー!よーい!」


ドッガーン!!

だからその大砲型の雷管やめろって!w


奈々未「行ったね。遥輝と影に残ってもらった理由は影に名前をつけるため。影にいる訳じゃないんだから影って名前は良くない!」
影「余計なお世話
ででで!いてぇ!やめれ!💢」
奈々未「この3人はセンスがあるって太郎から聞いたことあるからこの3人をわざわざ呼んだのに何その態度。」


俺はななみんに耳を抓られた。知ってはいたが容赦ねぇ。
てか3人はそんなガチで名前を考えるな!


珠美「遥香(ハルカ)で遥輝(ハルキ)だから遥苦(ハルク)w」
影「何で苦なんだ!おかしいだろ💢」
美月「衛(マモル)さんってどう?」
影「今度あんたが舞台でセーラームーンやるからって俺をタキシード仮面の名前にすんな💢」
奈々未「めっちゃワガママwなんか飛鳥みたいw」
影「あんなツンデレサイコパスチビと一緒にすんな💢」


名前をつけるなら普通につけてほしい。アニメキャラとかか、きときだから次はくとかじゃなくて。


美波「シオン!潮の音のような優しい綺麗な歌声だし、たった一つの思い出を忘れないでいてくれるから。」
影「海の潮の音と花の紫苑のダブルミーニングか。」


これは悪くない響きだ。これならいい。流石は美波さん。


若月「めっちゃオシャレで良いじゃん!」
美月「決定!」
麻衣「それを決めるのは影本人だよ。影はどうなの?」


俺は胸を張って新しい自分の名前を名乗った。


シオン「俺は賀喜シオンってことで。ありがと。美波さん。」
若月「美波ちゃん!気に入ってくれてよかったねw」
美波「はい!」



そして数分後に俺たちは自転車で後を追いかけた。



〜数分後〜

再び俺(遥輝)に戻っていざ出発!
するのはいいんだけどさ!

遥輝「美波さんだけズルくない?俺たちママチャリなのに美波さんだけマウンテンバイクじゃん!」
美波「美波様の特権w」
珠美「なにそれwズルい!」
美月「その代わり梅ちゃんは当分遥輝といるの禁止!」
美波「それは嫌w」


いま思ったけど地味に美月さんにも呼び捨てされてるw
それだけ親しくなったってことかな?


遥輝「まあまあとにかく行きましょう!」
美月「遥輝!そっちじゃないよ〜」
遥輝「えっ?」


昨日のコース走ってたら何故か途中でめっちゃ細い謎のコースへ。


珠美「ショートカットコース!樋口さんたち1期生も堀さんたち2期生もみんな使ってたちょいずるコース!最初に見つけたのはたろさんw」
遥輝「ずるって言っちゃってるしw」


俺もルートを変えて3人が行ったショートカットコースに行き、みんなを待ち構えた。


数十分後


やっときたw


一年「えっ!?」
レイ「いつのまにか追い越されてる!!」
遥香「遥輝、どういうこと?」
遥輝「ショートカットw俺もさっき知ったwスタート直後からB地点までほぼワープw」
さくら「ズルい!」


いや、そもそもみんなと俺は立場違うしw


美波「はいはい。みんなゴールに行くよ!」
美月「自転車の私たちが言うのもなんだけど一緒にがんばろ!」


とりあえず再スタート!と思ったんだけどなんか後ろが重い。


掛橋……おまえか……w


遥輝「掛橋!走りなさいw」
掛橋「バレちゃったw」
遥輝「アホかw」


掛橋を下ろして今度こそ再スタートして無事にゴールへ。


それからは先輩3人と一緒にドリンクを配り始める。


美波「こっちの立場もいいねw」
美月「自転車だから楽w」
珠美「うん!楽しい!」
遥輝「はいはい……。どうせ楽してますよ。」



それからお昼を食べてからダンスと歌の通しレッスンが始まったのだが……。


遥輝「姉ちゃんたちの動きが昨日と全く違う。」
若月「完全に当時のまいやんやなぁちゃんたちの動きをコピーしてるね。みんな遥輝くんと同じ力を持ってたとは……。」
珠美「それにみんなの動きがシンクロしてます!」


調子が良かったのはダンスだけではなかった。


絵梨花「私のプロポリスがないのに良いね!」
遥輝「ちなみに今あります?」
絵梨花「あるよ!はい!」


先輩3人とレジェンドが引きつった顔で見てくる中で俺は美味しいプロポリスを飲み干した。


遥輝「美味い!みんなのダンスは上手い!」


俺の周りの温度が急に冷えた気がする。


美波「しょうもない親父ギャグやめて💢」
美月「プッw」
美波「そういえば美月はオヤジギャグ好きだったね……。」
美月「今度一緒にオヤジギャグ作りの旅に行こ!」
遥輝「はい!」


なんだこれ。歌レッスン中にやることじゃないような。まあいいやw


そして最後はインフルエンサーを通しでやった。無論大成功!


パチパチパチ👏👏👏


玲香「何故かわからないけど急に進化したね!」
麻衣「遥輝くんのおかげかな?」
遥輝「そんなことないです。俺は本当に何もしてませんから。」
麻衣「何もしてないのは大問題だね。後で説教!」
遥輝「いやいやw言葉のあやってやつですってw」


今日は昨日と違って平和に終わった。みんなも昨日ほど疲れてはいなさそうだ。うまく体力をコントロールできてる証拠。





夕飯を食べ終わった俺は今日のデータをまとめていた。


ライン!


何だ!?
奈々未さん!?何で!?
あれ?俺LINE教えたっけ?


LINEの内容は至ってシンプル。

「今からバスケやろうよ!体育館で待ってる!」


これもう断れないじゃん。でも楽しそうだな。


シオン(楽しそうにしてるところ悪いが俺にやらせろ。プロとやりあってみたい。)
遥輝「別にいいけど……。」


シオンと入れ替わった遥輝は急遽着替えて体育館へ向かうのだった。

深見飛彩 ( 2022/11/27(日) 22:18 )