1章 憧れの場所へ
不安
あれから数分後。私たちは必死に先輩のお手本の元練習した。



ダメだ……。遥輝くんは一気に阪口さんくらいになったのに……。


ため息をつくと


遥輝「さくらさん大丈夫?はい、ドリンク!」
遠藤「ありがと。
(o´Д`)=з
私ってダメだよね…。」


ヤバい。つい弱音吐いちゃった。


遥輝「そう?俺よりいいと思うけど。俺超絶音痴だし。これ言わないでね?姉ちゃんも知らないからw」

ププッw

遠藤「ありがと!後で言っちゃおうかな〜なんて。へへw」


そうだ!誰にだって弱い部分はある!遥輝くんはそう教えてくれたんだよね。きっと。


遥輝「その顔だよ!人間みんな完璧じゃない。一緒にがんばろ!」
遠藤「うん!ありがと!」
遥輝「さっきから何回ありがと!って言うんだよw」
遠藤「だってありがと!なんだもん!あと…これからはさくらでいいよ。」
遥輝「じゃあ俺も遥輝でいい。」


自分でもわかる。今の私はめっちゃ笑顔だ。そしてちょっと照れてる。


若月「少年よ、いきなりナンパかい?w」

二人「うわっ!!」
矢久保「えっ!?何!?なんですか!?あっ!!」
金川「さくちゃん遥輝くんとラブラブ中?w」
二人「違うよ!」


それはそれでなんか寂しいかも…。


与田「さくらちゃん顔真っ赤やけんwよしよし!」
伊藤「何でよしよしになんの!与田は少し空気を読もうね!」
中村「かわいい…。」


超恥ずかしい!穴があったら入りたい。


遥輝「さくら?さくら!」
さくら「何!💢」
遥輝「顔赤いけど大丈夫?」
さくら「大丈夫!」
遥輝「念の為に保健室に行くよ!ほら!」
さくら「きゃっ!」


お、お姫様抱っこ……。恥ずかしさが限界を超えた私は失神しちゃった。


遥輝「さくらーー!!」
若月「いやいやw遥輝くんのせいだからねw」
金川「鈍感すぎ…。」
矢久保「さくらちゃーん!」
伊藤「美緒ちゃんw大丈夫だから落ち着いて!ww」



こうして私の初練習は終わった。最悪!もう!遥輝のバカ!


寮に帰ったあともこの話題で賑わってた。今は遥輝と2人でご飯を食べてる。


遥輝「なんかごめん。俺のせいらしいね…。」
さくら「ホントだよ!でもありがと!」
遥輝「また言ったwそうだ!後で俺たちの部屋においでよ。少し教えるよ!」
さくら「良いの?でもかっきーは?」
遥輝「聖来と柚菜に預けたから大丈夫👍🏻」


なんかペットみたいな言い方だねwなんか遥輝と居ると楽しいな〜。
ん?いま思ったけど呼び捨てはなんか嫌だな。うーん。


遥輝「どうした?」
さくら「聖来みたいにハルくんでもいい?」
遥輝「え?呼び方の話ねwいいよ。それじゃまた後で。」


あーあ。行っちゃった。あれ?テーブルの上にみたらし団子がある。ハルくんの忘れ物かな?

と思って袋から出してみると手紙が入ってた。


「ぶっちゃけ俺も不安な部分がたっくさんあるw周りみんな女子だし、姉ちゃんが俺の余計な情報を伝えるし、音痴だし。だからプラスなこともマイナスなことも一緒に共有しよ!これプレゼント!」


たぶん私がみたらし団子が好きなことも知ってたんだね。ホントにありがと!


私は自分なりに全力でやっていくことを誓った。

深見飛彩 ( 2022/08/16(火) 21:39 )