第5話
白石「ごめん蒼くん!言い訳腹痛しか思いつかなかったの!」
蒼「もういいって。それよりそこ、ニヤニヤすんな。」
蓮「いやー悪い悪い。だってさ、ほんとにトイレだとしたら、どんだけ出るんだよって話だよな!だめだ、俺もう笑いすぎて腹痛い。」
松村「もう、蓮くん下品やで!ほら、なぁちゃん引いてるやん!」
七瀬「だ、大丈夫、引いてない、うん、引いてないですよ。」
白石「なぁちゃんが思わず標準語になるほど引かれたみたいだよ〜、蓮くん。」
翔「どんまい。」
蓮「とりあえず泣くわ。」
蒼「そういえば、白石も松村もなぁちゃんって呼んでたけど、いつの間に七瀬さんとそんな打ち解けたの?早くない?」
白石「蒼くんたちが戻ってくるまで結構時間あったからね!先生が雑談してていいっていうから自己紹介してちょっと雑談してたんだよ!」
蒼「なるほど。じゃあ飛鳥。」
飛鳥「なに?」
蒼「いや何?じゃなくて、自己紹介。飛鳥だけまだでしょ?俺は体育館まで一緒に行ったときにしたから。はいどうぞ。」
飛鳥「あ、え、ええと・・・齋藤飛鳥です。よろしく、な、なぁちゃん。」
七瀬「うん、よろしくなぁ!」
翔「そういえば齋藤さん体調大丈夫なの?保健室行ってたって聞いてたけど。」
蒼「あぁ、それはただのやき・・・痛って!」
翔「やき?」
飛鳥「だ、大丈夫!心配かけました。ごめんなさい。」
足を踏まれ、痛がる蒼を睨みつける飛鳥。
蒼「痛えよ飛鳥、冗談じゃんか。」
飛鳥「冗談でもいうなバカ!アホ!」
蒼「バカっていう方がバカです〜。」
飛鳥「ムカつく〜!!」
この後もしょうもないやりとりであっという間に休み時間が終わり、ホームルームが始まる。
といっても委員会と係を決めるだけだったので、これといって特別なことがあるわけじゃない。
ただ1つあったとすれば、
設楽「橘、おまえ委員長やってな。宜しく〜。」
委員長に任命されたことくらい。拒否しようとしたが通るはずもなく、蒼は渋々委員長を受け入れるのであった。