新しい世界
第5話
校門に着くと橋本さんが立っていた。
誰かを待っているようだ。

「お、橋本さんじゃん!誰か待ってるの?」

流石のコミュ力だ、智大が何のためらいもなく彼女に話しかけた。

「うん、そう。まいやん待ってるの」

「まいやん?あ!白石さんのこと?2人ってもしかして中学一緒なの?」

「そうそう。幼稚園から一緒なんだ。あ、内田くん朝はどうも。」

「どうも。そういえば橋本さんは朝、なんで遅刻したの?」

「そういえば言ってなかったね。私、本当に朝弱くてさ今日も寝坊しちゃったんだよね」

「え!意外!橋本さんしっかりしてそうな感じだから道に迷った人でも案内してたのかなと思った!」

少しジョークを飛ばしてくる智大

「そんなことないよ。朝どうしたら強くなれるかねぇ…」

そんな会話をしていると白石さんがやってきた。

「ななみーんおまたせー!って、あれ?内田くんと西井くんじゃん。ななみん2人と仲いいの?」

「内田くんは朝一緒に遅刻してきたからその時に少し話したのと、西井くんは席隣だからさ。」

「なるほどね!あ、西井くんは初めましてだね!白石麻衣です!」

「おうっ!西井智大です!これからよろしく!」

挨拶を交わす2人
どうしたら初対面の人、しかも異性の子とこんなにスムーズに会話できるのか教えて欲しいものだ。

「2人とも電車通学?」

智大が2人に質問を飛ばす。

「そうだよー!2人は?」

「俺らも電車よ!よかったら駅まで一緒にどう?」

「いいよ!ななみんいいよね?」

「うん。大丈夫だよ。」

「おっけ!じゃあ帰ろ!」

「おいおい、俺には選択権ないのかよ!」

「あっごめんごめん」

笑いに包まれる一同。
少しは仲良く慣れたみたいだ。


駅までの道は4人で会話をしていたせいか本来15分ほどかかるところがあっという間だった。

駅に着いた。
「2人ともお昼どうするの?」

白石さんが口を開いた

「あ、僕たち何も考えてなかったな。智大どうする?」

「うーん、家帰ってから食べるのも遅くなるし食べてこかな」

「じゃあ、僕もそうする。2人は?」

「私達も食べて帰るつもりだったんだ。」

橋本さんが答える。

「じゃあ、一緒に食べようぜ!」

というわけでお昼ご飯も一緒に食べることになった。

心なしか駅前に着くまですれ違う人達がもの凄く僕たちのことを見てくる。
やはり、この2人はそれだけ可愛いんだろう。

普段、あまり積極的に会話に入ったりしない僕だが、なぜかこの3人といるときは自然でいられる。

まだ登校初日だがいい友達ができたかもしれない。
それも、いつも僕と一緒にいてくれる智大のおかげだ。普段口には出さないが、智大には感謝しても仕切れないものがある。

「おーい、直樹ー!ファミレスに決まったぞー!何ぼーっとしてんだよ!」

いつのまにか3人と距離が開いていた。

『てか、何食べるか3人で決めちゃったのかよ!』

心の中でそっと悪態をついて、僕は3人に駆け寄るのであった。

■筆者メッセージ
1日1話更新っていう感じです…
あまり、1日にたくさん更新するのもあれだな。と思いこのような形にしているのですが、読者の皆さん的にはやはりもう少したくさん更新した方がいいのでしょうか?
毎日更新ではないけどたくさん更新する日もある方がいいのか
それとも、逆に1日1話更新をなるべく続けた方がいいのか。
迷っています笑
よかったら感想コメントで教えてください!
今後とも坂道の向こう側をよろしくお願いします!
ちぇくの ( 2018/09/22(土) 20:48 )