新しい世界
第16話
戦慄迷宮へとついた僕たち5人。
流石にこの建物を見てここがお化け屋敷であるということがわからないわけがない。

「え、ななみんここって…もしかして…?」

「え、うそやろ。ななみん本気で言ってるん?」

目の前の廃病院を思わせる建物を見て凍りつく2人。

「ん?まいやんとなぁちゃんが好きなとこ選んでいいって言ったからここにしたんだよ?まさか前言撤回なんかしないよねぇ…?」

つい先ほど見たような不吉な笑みを浮かべ少々きつめに聞き返す橋本。
それに観念したのか黙って頷く2人。

「だ、大丈夫だよ!流石に1人ではいかないしね!ね?橋本?」

「そうだね。じゃあぐっぱで決めよっか。」


ぐっぱぐっぱぐーっぱ!”

綺麗に一発で分かれた。

橋本と西野と智大。
そして僕と白石だ。

「よかったぁ。まだましな分かれ方やったなぁ」

西野が安堵の声を漏らす。

「そうだねぇ。私となぁちゃんとかだったら本当に逃げてた。」

2人は安堵の表情だがどうやら橋本の顔を見ると少し満足していない。

「そのかわり途中でリタイアするの禁止ね?」

「え、」 「え、」

「あ、お前らもしかして最初のリタイア扉から出ようと思ってたな?」

智大が笑いながらいう。

「だめだよ。お金払ってはいるんだから勿体無いよ。なぁちゃんは私がそうはさせないから直樹はちゃんとまいやんを最後まで運んでね?」

この質問にはイエス以外の選択肢がない。
だが、横で本気でビビっている白石を見ると少しかわいそうになった。

「うん。でも白石大丈夫だよ!僕もいるし向こうも別に本物の幽霊じゃないから!」

「うん…」

精一杯励ましたつもりだったがあまり効果はなかったようだ。


この世の終わりのような顔をする2人と楽しそうな1人そこに挟まれる男2人の構図の待ち時間は本来の時間以上に長く感じた。



■筆者メッセージ
本日は二本更新ですっ!
この週末の分の埋め合わせになればなと…
いるかはわかりませんが、もしこの小説を楽しみにしていただいている方がいらっしゃったら少しでも喜んでいただければこちらとしてもとても嬉しいです!

先ほどの亀田和毅選手の暫定王者決定戦のタイトルマッチ。
見事勝利おめでとうございます!
亀田家の一ファンとしてとても興奮しました!
これからもますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
ちぇくの ( 2018/11/12(月) 20:40 )