1話
無駄な期待
朝、起きたらいつも布団の中。

私は何回この夢を見るのだろう。

私は、いつまで無駄な期待を背負い続けるのだろう。

周りのみんな、大人は私と好花の関係を認めてくれるわけない。

好花が、誰もいない世界に、誰も見つけられない場所に連れていってくれるわけない。

プルル プルル プルル

鈴花「もしもし、こんな早くになに?」

鈴花はメンバーの誰かだろうと思い、いつものように電話に出る。

電話の向こうでは慌ただしく動き回る音、焦ったような声が聞こえた。

??(もしもし?久美だけど!
好花が、昨日から家に帰ってないらしいんだけど、鈴花の家にいない?)

好花が、帰ってない?

鈴花は、頭の中が真っ白になりながら、久美を落ち着かせるように

鈴花「実家に帰ってるんじゃないんですか?少しは落ち着いてくださいよ…。」

自分にも言い聞かせるように苦笑いをしながら言った。

久美(そうなら、いいけど万が一があるかもだから…みんなにも聞いてみるね。ありがと!)

久美は一気にこれだけを言うと、電話を切ってしまう。

もしかして……だよね。

夢が現実になるわけないよね…。

■筆者メッセージ
いろいろ、本人様たちの設定を曲げてしまっているかもしれませんが、お許しいただけると嬉しいです!
奈留 ( 2021/08/21(土) 01:43 )