名もなき花の物語 - 一束目
第7花ージャスミンA
部屋の電気を消して先輩をベッドへ押し倒す。先輩を押し倒す時に耳元に届いた吐息には、確かな色気を含んでいた。

「ねぇ…、春樹くん…早く…」
「先輩、雌の顔してますよ」
「うるさい…。それに、ベッドの上では美波、でしょ?」
「わかったよ、美波。」


ササっと美波の服を脱がせ、優しくキスの雨を降らせる。口、頬、額、耳、うなじ…。そのひとつひとつに吐息を漏らす美波。
「胸、触るよ?」
瞳を潤ませながら美波が頷いた。


控えめな胸を優しく優しく、時に少し強く。けど優しく揉みしだいていく。色気を含んだ吐息は段々と大きくなっていく。折を見てその控えめな胸の頂で存在を主張する突起をキュッと摘む。
「あっ、んんっ…だめっ…」


左手はそのままに、少しずつ右手を下腹部へと伸ばしていく。美波は時折声を漏らしながら、俺の右手の行方を期待の入り混じった瞳で見つめている。
「そんなに欲しい?」
「もう…待てないよ…、早く欲しい…」


微かに湿り気を帯びた美波の中心へと指をぬぷっと挿し入れる。
「あっ…、あぁ…」

美波の中はトロトロでいて指にしっかりと吸い付いてくる。挿入した時のことを想像すると血液が集まってくるのが分かった。


「美波、俺のもして?」
美波は快感の色で染まった顔で頷いた。
体勢を入れ替えると、美波は慣れた手つきでベルトをカチャカチャと外し、パンツごと下ろしてモノを優しく握って上下に動かし始めた。

「春樹くん、気持ちいい?」
いたずらっ子のような目を向けて俺に問いかける。

「あぁ…、最高だよ、美波」


この言葉を聞いて満足したのか再び上下運動に集中し始める美波。かと思えば俺のモノは手とは違う別の粘膜質の温かさに包まれた。そうと分かった時には美波は既に首を大きく上下させていた。

あくまで美波の性欲を解消するために俺は呼ばれている。俺の性欲の処理はあくまで副産物でメインは美波だ。そう思いだした俺は再び右手を美波の中心へ。今度は指を2本にして挿し込む。

「あぁぁ、だめっ…」
チロチロと先端をなめていた美波が声を上げた。その声が大きくなるように、少しずつ指を動かすスピードを上げていく。もちろん美波が一番感じるところを同時に責めながら。



「あっっ、あぁぁぁ…、あっ、あっ、だめっ…、くるっ!あぁっっ!」
ひときわ大きな声を上げたのと同時に美波の体が大きく跳ねた。

■筆者メッセージ
どうもHikaです。取り急ぎの告知を。

このあと23時から棚加さん、イヴさんとキャスしますのでお時間ある方はぜひ来てくれるとありがたいです!よろしくお願いします!
Hika ( 2019/06/15(土) 22:57 )