第2章〜動揺〜
第14話
完全にやってしまった…。恋愛に疎い僕でもどんな状況なのかは容易に想像ついた。俗に言う三角関係だ。僕の頭の中はぐるぐると回っていた。返事をせずにいると純奈から再びLINEが。

『やっぱ気にしちゃうよね…。だからあまり言いたくなかった。英晞には日奈子と上手くいってほしかったし、なによりじゅんは一途な英晞が好きだから。じゅんなんか眼中にないくらいに日奈子一直線でいてよ。お願い。いつまでも一途な英晞でいてよ。』

僕はなんて返事したらいいのか皆目見当もつかなかった。それでもない頭を捻って絞り出す。
『なんか、ごめんね…?純奈が俺のこと好きなのは嬉しいよ。けどやっぱここまで来たら純奈に言われなくても日奈子一途でいるよ』

『待って、なんで振られたみたいになってんのさ(笑)結果は分かってたんだけど、凹むなぁ…。まぁ、そんなことよりも明日のことだよ!!ビシッとしなね?じゅんも応援してるから!』

それからこまごまとした明日の連絡を取り合ってから僕はベッドに入った。ぼぉっと天井を見上げ、それから目をつぶった。さっきの出来事がまだ尾を引いている。やはり色々と考えてしまう。忘れて明日へと気持ちをもっていかなきゃいけないのに、今日に置いてけぼりにしてしまいそうだ。もしかしたら僕は取り返しのつかないことをしてしまったのではないだろうか?そんな風に考え始めると眠れなくなってしまった。

眠れないまま、気づくと枕もとの時計は6時を指していた。このままでは何も生むこともなくうじうじと考え続けるだけだ。そう考えた僕はいつもよりも早くベッドを抜け出した。



こんなことで時間を取られている暇などない。勝負は今日なのだから。

■筆者メッセージ
どうもHikaです。こんな感じで第2章スタートです。2章スタートしたのにまだ告白していないというね(笑)でも、こんな感じだと思うんですよ。私の更新って。亀更新ですからねなんたって。

次回やっと告白します(予定)。私からは何も言いませんが、予測はついてるはずです。「madness×madness」じゃないんで、普通は裏切りません。問題はどういう…おっとこれ以上は…。

「僕等のあの日々」もそろそろ書き始めなきゃなぁ…と考えているわけですが、皆さん覚えてますかね?この作品。私にとっては処女作なので忘れもしませんが。そのうちまた更新再開すると思うので、再開したらまた読んでいただければと思います。

それではこの辺で。
Hika ( 2018/06/11(月) 03:21 )