高校2年生9月
第54話
巧輝が談話室へ向かうと一実はいつもの場所でテレビを見ていた。
巧輝「おはよう、一実ちゃん」
今日は先に巧輝が声をかける。いつもは一実の
そう言って一実が笑うとつられて巧輝も笑う。

一実「そうだ、今日は巧輝さんに聞きたいことがあったんですよ」
巧輝「何?答えられることならなんでもイイけど」
一実「巧輝さんってパッと見はそんな感じしないって言ったら悪いですけど、全身の筋肉のバランスが良いので、何かスポーツとかしてますか?すごく筋トレとかしてそうで」
巧輝「あぁ、サッカーしてるよ 割と食べ物とかも気を使ってるつもりだよ 今はできないけど筋トレもしっかりやってたし」
一実「サッカーですか・・・私は剣道一筋だったんであまりよく分からないですけど、双子の弟がやってますよ でも、思った通りスポーツやってるんですね 部活ですか?」
巧輝「そうだよ この近くの私立乃木高校のサッカー部」
一実「乃木高校なんですか!?私、乃木高校に憧れてて だって、制服がカワイイじゃないですか」
巧輝「確かにそう言われてるけど、毎日見てたら何も感じないや」
笑顔で話をしていた一実の顔が急に真剣になる。

一実「私、中学で剣道は辞めようと思ってるんです っていうか、今の時期に怪我しちゃったからもう引退なんですけどね でも、中体連で全市ベスト4まで行けて満足してるんです 剣道部入った頃は弱小で、地区突破もムリだって言われてたから だから、このやり切った感じのまま剣道は終わりにしよえと思って」
真剣に一実の話を聞いていた巧輝が少しの間を作ってから口を開く。

巧輝「一実ちゃんがしっかり考えて出した結論にあれこれ言う権利は無いよ それより、中3なのに考えがしっかりしててびっくりしたよ そこまで考えられなかったよ中学の頃は」
一実「双子の弟はサッカー続けるみたいで、乃木高校目指してるんですよ でも、私も私立ってなったら大変だから行けないかなって思って、公立受験するんです」
巧輝「確か、乃木高は姉弟が入れば2人目は入学金とか諸々ないハズだよ?」
すると、一実が目を見開いて驚く。

一実「アメイジング!!そうなんですか?一也め・・・なんで教えなかった・・・ 分かりました、私も乃木高校行きます絶対に それでサッカー部のマネージャーやります!!」
巧輝「お、それは楽しみにしてるわ頑張れよ 分かんないけど、一実ちゃんなら受かる気がする」
一実「ホントですか?ありがとうございます!」
こうして一実の決意が固まったのであった。

■筆者メッセージ
どうも、Hikaです。およそ1週間ぶりの更新です。お待たせして申し訳ありません。

さて、乃木中の事ですが、神推しのななみんがセンターに選ばれて非常に嬉しく思ってます。夜中に発狂してしまいました笑かずみんのフロントは予想的中してちょっと嬉しかったです。推しのひめたんも2作連続の選抜入りで今回は満足しております。

小説のこと何も書いてないや・・・。あ、最近意見や感想がたくさん来ます。ホントにありがとうございます。至らないところが沢山あって、それを指摘してくれたり、アドバイスしてくれたりと、大変助かっております。ありがとうございます。

それでは、いつものやつを。この小説に何か意見や感想などがあれば送って貰えればと思います。リクエストも絶賛受付中です!前回の53話では9拍手もいただきました!ありがとうございます。

それでは、また近いうちにまた。早めに更新できるように頑張ります!
Hika ( 2016/10/19(水) 18:09 )