第六章(過去編)
06
「これより、男子の決勝を始めます」

『『『『『お願いします!!』』』』』

男子の決勝が始まった

ジャンプボールは俺が出た

ビー!!

笛の音と同時に高くあげられたボールは、
相手の手に触れる前に、俺の手が触れた

「和也!!」

「あいよ」

ボールは和也のもとに飛んでいき、和也は来たボールを俺に弾き返した

「えっ!!和也君じゃないの」

女子たちは和也が攻めないことにびっくりしている

そんなことはお構いなしの俺は3人抜かし、ダブルクラッチで、思いっきり敵ゴールにダンクをぶちかました

「っしゃ!!」

この状況を見てみんなぽかんとしている

「ねぇ、蓮斗君の方が上手いんじゃない」

「うん、かっこいい!!」

俺にもモテ期がやちぁて来た

「3人はできるだけ守ってくれ、俺と和也で点をとるから」

この作戦が見事に決まった
ほとんどボールは相手陣地内を飛び回り、

結果は12-72で、俺たちが圧勝した

珠理奈side

やっぱり蓮斗君かっこいいな…
私はもう彼に夢中になっていた

やさしいし、かっこいいし、
でも彼女いるんだろうなぁ…

でも私は諦めない、
まだいるってわかってないし、

それに…

いたとしても奪い取るだけだもん!

■筆者メッセージ
今日ラストです
サラマンダー ( 2014/01/08(水) 22:01 )