06
「これより、男子の決勝を始めます」
『『『『『お願いします!!』』』』』
男子の決勝が始まった
ジャンプボールは俺が出た
ビー!!
笛の音と同時に高くあげられたボールは、
相手の手に触れる前に、俺の手が触れた
「和也!!」
「あいよ」
ボールは和也のもとに飛んでいき、和也は来たボールを俺に弾き返した
「えっ!!和也君じゃないの」
女子たちは和也が攻めないことにびっくりしている
そんなことはお構いなしの俺は3人抜かし、ダブルクラッチで、思いっきり敵ゴールにダンクをぶちかました
「っしゃ!!」
この状況を見てみんなぽかんとしている
「ねぇ、蓮斗君の方が上手いんじゃない」
「うん、かっこいい!!」
俺にもモテ期がやちぁて来た
「3人はできるだけ守ってくれ、俺と和也で点をとるから」
この作戦が見事に決まった
ほとんどボールは相手陣地内を飛び回り、
結果は12-72で、俺たちが圧勝した
珠理奈side
やっぱり蓮斗君かっこいいな…
私はもう彼に夢中になっていた
やさしいし、かっこいいし、
でも彼女いるんだろうなぁ…
でも私は諦めない、
まだいるってわかってないし、
それに…
いたとしても奪い取るだけだもん!