03
「くそ!」
近くに置いてあるゴミ箱を蹴っ飛ばした
あてもなく歩いていると、公園に着いたので、ベンチで一人嘆いていた
明音side
本当のことを言えばよかったのに…
後悔してもしきれない
でも・・和也は私のこと最低な人間って思ってるよね…
私は涙を拭いて、喫茶店を出ていった
玲奈side
ちょっと長引いちゃったな
学校で仕事を済ませていたら、もう6時になろうとしていた
いつもより早足で帰っていたら
「あれって、和也くん?」
公園のベンチに和也くんが座っていた
どうしたんだろ?
そう言えば今日ちゅりちゃんとデートだったはず…まさか!
私は和也くんの所に向かった