05
え…今、振られたよね
まぁ、恋ってそんなもんか
「なんかごめんな、明日から学校来いよ、みんな待ってるから」
そう言って部屋から出ようと珠理奈に背中を向けたとき、
「やっぱ諦めきれない」
そう言って珠理奈が抱きついてきた
「休んでた間に諦めようってずっと思ってたんだけど、やっぱだめみたい、だって蓮くんのこと忘れられないよ」
「珠理奈…」
「蓮くん、大好き!」
俺と珠理奈は再び抱き合い、そして、
甘い口づけを交わした
「今日はいきなりですみませんでした」
「いえいえ、おかげで珠理奈も元気になったみたいですし」
そう言った先生たちの目線の先には
「明日迎えに来ないと学校行かないからね」
「はいはい、明日だけな」
いちゃついている俺たちの姿があった
「では、学校の仕事も残ってますので」
「じゃあ俺も帰ろっかな」
珠理奈との関係も以前以上になり、
この件も解決したので、
俺は先生と珠理奈の家をあとにした
「今日はありがとうございます」
「別にそんなこと言わなくてもいいのに」
「でもそういうわけには」
「その代わり、また今度じっくり話聞かせてもらうから」
第二回目の拷問も決まり、
俺は先生と別れ、家に帰った